...「天邪鬼」のように怖がりで小心者を揶揄する表現が使われることがある...
...彼女は幽霊の話を聞くと、まるで天邪鬼のように怖がる...
...あの男性は、自分の間違いを認めない天邪鬼だ...
...「天邪鬼」とは、古代日本において悪霊を指す言葉だった...
...最近の子供たちは、天邪鬼に怖がることが少なくなってきたようだ...
...ポーの「天邪鬼」に扱われているスリルなどはその際立(きわだ)った一つであろう...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...わたしの天邪鬼(あまのじゃく)のおもなる点がどんなところにあったか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...穢らわしい天邪鬼(あまのじゃく)のために厚顔無恥なことをしでかすに相違ない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そういう天邪鬼(あまのじゃく)な考えをするから何時(いつ)まで経(た)っても一人前の科学者になれないのだと言われれば...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...特に天邪鬼(あまのじゃく)でない限りは...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...それを一つ育て上げてみようという天邪鬼(あまのじゃく)の篤志家も...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...この男の守り本尊の天邪鬼(あまのじやく)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕の天邪鬼(あまのじゃく)は勝利の日が来たと叫んだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...天邪鬼に恰好の断末魔だ」民衆がこう嘲(あざけ)った...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「天邪鬼め!」などと...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...――僕は天邪鬼と寛大とを交互に享楽した...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...それをさえ抹殺した「天邪鬼」の見栄と自負...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...――僕の「天邪鬼」の哄笑と比べてみること...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...天邪鬼の心持がやってきた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...天邪鬼(あまのじゃく)が人間の心の原始的な衝動の一つ――人の性格に命令する...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...はじめてその足の下に踏みつけられて苦しそうに悶(もだ)えている天邪鬼に気がつき...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...翁一流の天邪鬼(あまのじゃく)の発露と解する人が在るかも知れぬが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それを望んだ意欲は民心という天邪鬼がさせた業(わざ)だったかもしれないと...
吉川英治 「私本太平記」
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