...あなたの天才的な知恵が貸してほしいのです...
江戸川乱歩 「影男」
...4.一行五プエニヒでは天才的なことばかりも書けまいぢやないか...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...彼はきっと卓越した天才的な司令官になったに相違ないと思う...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...しかもこの上なく天才的な方法で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...誠一もカヤノも天才的なところがない...
永井隆 「この子を残して」
...そんな事にかけては全く天才的な腕を持った八五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...トルケマダ(天才的な拷問の方法を案出した西班牙の宗教裁判判事)やアルベ(和蘭の叛乱者裁判で前例のない残酷な処刑を行なった)も及ばないような完璧さを示している...
久生十蘭 「新西遊記」
...本当の天才的な筋書きは真珠の件だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...この天才的な計画でいくら稼げると思うか」第二十四章虎穴(こけつ)「頭が回らないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...僕はある天才的な役者を知っていましたがね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...非天才的な紳士的なものに対する...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ほとんど天才的な着想によって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...およそ古典となるものには「天才的な單純さ」といつたものがある...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...決してピエール・キュリーのような天才的な...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...支那(しな)でもここでも源氏の君のようなすぐれた天才的な方には必ずある災厄なのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...生れ付き虚弱な上に、天才的な、極度に気の弱い性格を持っている彼が、そうした不可思議な現象に襲われる習慣を持っているのは、当然過ぎる位当然な事と思わせられた...
夢野久作 「木魂」
...貴方は天才的な探偵作家ですから普通の人だったら夢にも想像出来ない事をフンダンに考えまわしておられる方です...
夢野久作 「二重心臓」
...三ツ子の魂剛毅(ごうき)で天才的な少年武蔵は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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