...そして最も天才的な顔を想像するがよい――ただ明智の方は...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...4.一行五プエニヒでは天才的なことばかりも書けまいぢやないか...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...どこかに天才的な直観の鋭さがあって大した野郎だと驚嘆していたが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...カントの天才的な批判主義の発見にも拘らず...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...天才的な教育者も...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それを彼は天才的な作品だと無理に思い込もうとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天才的な詩人ですって...
豊島与志雄 「旅だち」
...天才的な専制君主の下(もと)にあっても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...本当に天才的な悪人で...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...そんな事にかけては全く天才的な腕を持った八五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この天才的な文學者の本質にひそんでゐることを...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...そして彼は若い娘達が天才的ないたずらっ子振りを見せながら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...まったく天才的な考えには感心せざるをえない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...この天才的な計画でいくら稼げると思うか」第二十四章虎穴(こけつ)「頭が回らないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...支那(しな)でもここでも源氏の君のようなすぐれた天才的な方には必ずある災厄なのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...天才的な虚構(うそ)の名人であった事も周知の事実であったと言うのである...
夢野久作 「少女地獄」
...たしかに天才的なところがあって...
横光利一 「夜の靴」
...とりわけ弓馬には天才的なひらめきがあった...
吉川英治 「三国志」
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