例文・使い方一覧でみる「天慶」の意味
スポンサーリンク...さて、この下流の平野が五穀豊穣であったのは古来のことで、古い郷土史をたずねれば人皇十代崇神天皇の御代に豊城入彦命が下向して毛野の始祖となりたもうて以来、日本武尊の御東征をはじめとして、藤原魚名の東夷討伐、天慶の乱、前九年、後三年の役など東国に反乱のある度ごとに、佐野の地方が討伐の根拠地となり兵站部となっている... 
大鹿卓 「渡良瀬川」
...天慶の亂、寛朝、成田に不動尊をもち來りて、平將門を調伏せりとて、貞盛、秀郷の功を奪ひ、もち歸らむとするに、重くなりて動かずと欺きて、勅命を博して寺を建つ...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...）○北野の御社の始（はじめ）は天慶（てんきやう）五年六月九日より勅命（ちよくめい）によりて建創（たてはじむ）...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...天慶は将門純友の東西に蜂起した年である...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...大体に於いて天慶五年の春頃から以後七八年の間に亙（わた）って...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...天慶某年の春のゆうぐれに...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...天慶六年三月に敦忠が死に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「天慶二年、平将門は下総猿島に偽宮を造り、関東諸国を攻略して、諸国に要塞を築き、城池（じょうち）を修理して、官軍を待った...
野村胡堂 「古城の真昼」
...やがて将門は誅せられ天慶の乱は平ぎましたが...
野村胡堂 「古城の真昼」
...駿河庵原（いはら）郡岫崎（くきざき）岡は今の薩陲（さった）峠のことで古くは『日本紀略』の天慶三年の記事にも見えている...
柳田國男 「地名の研究」
...思えば危うい限りだった小柳生の城も――天慶（てんぎょう）以来つづいて来た柳生ノ庄七千石の領土も――ために...
吉川英治 「剣の四君子」
...よろしくこんどは天慶（てんぎょう）承平の例に倣（なら）うべきであるというところから...
吉川英治 「私本太平記」
...天慶（てんぎょう）元年（改元）である...
吉川英治 「平の将門」
...夜々の辻天慶二年の夏中は...
吉川英治 「平の将門」
...天慶二年十二月将門謹言太政大殿少将閣賀 恩下この上告文を持たせてやった使者は...
吉川英治 「平の将門」
...その陣没は、天慶三年、二月十四日...
吉川英治 「平の将門」
...天慶以来、一千年...
吉川英治 「平の将門」
...天慶（てんぎょう）のむかし...
吉川英治 「源頼朝」
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