...天徳寺に之を葬った...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...天徳の人でないかぎりは...
蜷川新 「天皇」
...あたしと踏絵と山木と笑子の四人で魚河岸の「天徳」へ朝飯を喰いに行った...
久生十蘭 「魔都」
...魚河岸の「天徳」で印東の注意を惹いた爪先の減った山木の三本の指と...
久生十蘭 「魔都」
...『諸社根元記』と『扶桑略記』より延喜天徳頃左右馬寮(さうまりょう)に坐せし...
南方熊楠 「十二支考」
...翌十四日に大在家(だいざいけ)村天徳院に葬られた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自非天徳人(てんとくのひとにあらざるよりは)...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...天徳年間に山姥ここに住し三児を長養したと伝説せられる...
柳田国男 「山の人生」
...天徳を我になせり桓(クワンタイ)夫れ吾を如何と云ふが如き...
山路愛山 「英雄論」
...天徳を予(われ)に生(な)せり...
和辻哲郎 「孔子」
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