...先生大恐悦で大願成就した気になつて...
内田魯庵 「犬物語」
...大願成就の暁には...
薄田泣菫 「茶話」
...右海國兵談千部を仕立候て世に施し度事小子終身の大願にて御座候事一つ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大願成就したやうな気もちで茶の間へきて見おぼえたとほりそこにある番茶をいれてもつていつた...
中勘助 「銀の匙」
...大願成就と思うとこの始末だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これで熊井熊五郎の百軒から一萬兩盜む大願は成就(じやうじゆ)する...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...われわれ一生の大願も...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...畢生(ひっせい)の大願としている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...其弔ひに大願寺を立てた...
南方熊楠 「人柱の話」
...良人と両親が神仏に大願を立てたのはこの時である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真実垂跡(すいじゃく)の神でおいでになるのでしたら慈悲そのものであなたはいらっしゃるはずですから」と源氏は言って多くの大願を立てた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大願とはなにを祈念するのか分らないけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...大願の二字はけんもつの眼にこそ触れめとて彫りつけ候(そうろう)ものにござそろ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それでは信者の大願も今夜は定めし成就するのであろうと由良は思うと...
横光利一 「馬車」
...大願の一心と不敵な胆で総身を埋めてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...「かくまでに無念と思いつめている大願の試合をむざと打ち込んでしまうのは余りに不愍(ふびん)である...
吉川英治 「剣難女難」
...その大願にもえている身にとっては...
吉川英治 「親鸞」
...なにを大願として...
吉川英治 「親鸞」
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好きではない 間然するところがない 本秋
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