...大音声をはりあげて...
海野十三 「怪塔王」
...大音声(だいおんじょう)をあげ...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...さらに語気鋭く大音声をつづけた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼はそのほうへ行進しながら、大音声で、余を暗殺せんと企む者がある、わが国の王冠はスペイン王インファンタに売り渡されたぞと呼ばわり続けた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...――市街を大音声で触れて歩き...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「一同そのままで聞け!」と大音声を張り上げた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...大音声(だいおんじょう)をあげましたが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...こなたには礼を言いてわざと召使いの者を例の大音声(だいおんじょう)にしかり飛ばさるるその声は...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「其中に一人立ちて大音声(だいおんじやう)に罵(ののし)り...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわんや一発を送る度(たび)に総軍力を合せてわーと威嚇性(いかくせい)大音声(だいおんじょう)を出(いだ)すにおいてをやである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...にわかに大音声(だいおんじょう)が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...武部小四郎先生の壮烈を極めた大音声(だいおんじょう)...
夢野久作 「近世快人伝」
...矢来の果てまで届く大音声で...
吉川英治 「剣難女難」
...大音声と共に竹の子笠を刎(は)ね捨(す)てて...
吉川英治 「剣難女難」
...大音声で何か敵へ云ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで大音声に、「加藤虎之助、一番槍」と、四方へ告げると、誰かが彼のうしろで、大いに笑った...
吉川英治 「新書太閤記」
...大音声(だいおんじょう)で言った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...後ろの城門へも聞えるような大音声(だいおんじょう)でまず呶鳴った...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索