...ああこの大陸的な未開の天地は...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...支那人の大陸的な根気によって何回も何回も読みこなして...
石原莞爾 「最終戦争論」
...大陸的気象かというのに...
海野十三 「地球盗難」
...大陸的国民の天地開闢説をば...
高木敏雄 「比較神話学」
...大陸的国民の神話に見ゆる...
高木敏雄 「比較神話学」
...日本の気候には大陸的な要素と海洋的な要素が複雑に交錯しており...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...それが大陸的な起伏のにぶい龍田山の麓(ふもと)につづいていて...
徳永直 「冬枯れ」
...大陸的な風采の男は...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...彼等は秦啓源の人柄の大陸的風貌だなどと誇張した...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...上古奈良朝時代の大陸的文化――それは唐を経てギリシアから伝来したものと言われてる――を...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...東北人たる福士君の大陸的悠長とは...
萩原朔太郎 「歳末に近き或る冬の日の日記」
...もっと大陸的な世界線の上に出てくるだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...五十年配だが、若いころ、志を抱いて、朝鮮満洲を放浪した、大陸的な、利かぬ気と、闘志とが、てらてらと光る、酒好きらしい赤ら顔に、なお残っている...
火野葦平 「花と龍」
...どこか大陸的な骨っぽいところがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ここにおいてか初めて大陸的気風を養成することができる...
柳田国男 「雪国の春」
...大陸的な気流の烈しい中に...
吉川英治 「三国志」
...現今の青海省地方――いわゆる欧州と東洋との大陸的境界の脊梁(せきりょう)をなす大高原地帯――の西蔵(チベット)人種と蒙古民族との混合体よりなる一王国をさしていっていたものかと考えられる...
吉川英治 「三国志」
...大陸的な新浪漫主義を沁みこましてしまった(将軍BARでさえ農民と職工によって占領されてしまったのだ...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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