...鎌倉時代には、「工部大輔」という地位が設けられ、天皇の下で全国の建築物の管理を行った...
...たとえば伊藤大輔氏にしろ衣笠貞之助氏にしろ...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...たといそれ以前に渡ったものがあったにしてもそれよりおよそ八十年前の(伏姫が死んだ年の)長禄(ちょうろく)の二年に房州の田舎武士の金碗大輔がドコから鉄砲を手に入れたろう...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...大蔵権大輔となり...
大町桂月 「秋の筑波山」
...「田中兵部大輔(たいゆう)どのは憎いお人だ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...兵部大輔の陣所へ訴えて出るように御自分から仰せつけになったのだと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...御精力のお盛んなことはお羨しい限りですな」そう云ったのは式部大輔の菅根であった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...今それらを列挙すると、『続後拾遺集』、『殷富門院大輔集』、『樗散集』、『道因法師集』、『寂然法師集』、『鎌倉大納言家五十番詩歌合』、『北院御室御集』、『伊勢大輔集』、『出羽弁集』、『康資王母集』、『四条宮主殿集』で、これらの多くは伝奏たる広橋家を通じての武家からの注文であった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その中務大輔のところでは暮らし向きの悪くなってゆく一方であることは...
堀辰雄 「曠野」
...中務大輔は俄(にわ)かに煩いついて亡き人の数に入った...
堀辰雄 「曠野」
...一人娘は大輔(たゆう)の命婦(みょうぶ)といって御所勤めをしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父である兵部大輔の家を実家として女官を勤めているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...困ってしまって上がったのでございます」微笑(ほほえみ)を見せながらそのあとを大輔は言わない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大輔(たゆう)という女房が女御の所へ持って出て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...使いにはあの大蔵大輔(たゆう)が来たのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...越後国高田の城主榊原式部大輔政永の女(ぢよ)で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...桜田治部大輔(さくらだじぶのたゆう)を大将に...
吉川英治 「私本太平記」
...御島神社(みしまじんじゃ)の神官治部大輔(じぶたゆう)の社家に泊った...
吉川英治 「新書太閤記」
...園阿(えんあ)と治部大輔と三人して...
吉川英治 「新書太閤記」
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