...だれも見たり彼も出逢えりと言い触らし一時大評判となった...
井上円了 「おばけの正体」
...一時は世間の大評判となりたる由なるが...
井上円了 「おばけの正体」
...この袋が忽(たちま)ち大評判となって一層繁昌した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...忽(たちま)ち東京中の大評判となって...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...大評判になるから...
海野十三 「超人間X号」
...遂(つい)には各新聞の社会面を賑わす程の大評判になってしまった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...こっちの方は綱渡りか」与八は余念なくこの立看板を仰向(あおむ)いて見て行くうちに、「大評判、印度人槍使い」ちょうどまん中のところに掲げられた、わけて大きくした絵看板の前まで来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大尽は大評判を立てた上に...
中里介山 「大菩薩峠」
...……こりゃもう大評判になりますネ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これが大評判でして...
三浦環 「お蝶夫人」
...下女がしきりと孤児院の慈善音楽会が町で大評判になっていることを話した...
水野葉舟 「遠野へ」
...これを見た者宣誓して第七図を画き稀有(けう)の怪物と大評判だったが...
南方熊楠 「十二支考」
...そのうちに一年有半の大評判で...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...それは大評判(だいひょうばん)になって...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...大評判になったということです...
柳田國男 「日本の伝説」
...出た当時からすでに大評判となり...
柳田国男 「山の人生」
...大評判の風船乗り初めて見た空中の離れ業風船といった軽気球...
山本笑月 「明治世相百話」
...夥しい羅紗や宝石の荷を船に積んで奉行所へ届出たというので長崎中の大評判になった...
夢野久作 「名娼満月」
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