...『三月三日この池より竜昇らんずるなり』の建札が大評判になるにつけ...
芥川龍之介 「竜」
...それが大評判となって各国に伝わったのでした...
石原純 「ロバート・ボイル」
...子供に大評判の河馬を見せに動物園までと答えたが...
岩野泡鳴 「猫八」
...段々大評判になってくると方々に何々強盗というようなものが出現(あらわ)れてきて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...大評判となり家主より...
関根黙庵 「枯尾花」
...イダルゴがその美男の王子に扮して大評判だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...屋敷内で大評判であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...こっちの方は綱渡りか」与八は余念なくこの立看板を仰向(あおむ)いて見て行くうちに、「大評判、印度人槍使い」ちょうどまん中のところに掲げられた、わけて大きくした絵看板の前まで来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大尽は大評判を立てた上に...
中里介山 「大菩薩峠」
...山中の大評判ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが二月頃同時に開くから熱海では赤白咲き分けのサクラがはや咲いているとて大評判となり...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...之を觀るものは誠に不思議なことであると感じて大評判となつた...
松本文三郎 「印度の聖人」
...一九〇四年ベルリンで大評判だった「伶俐なハンス」てふ馬は種々不思議の芸を演じ...
南方熊楠 「十二支考」
...さしもの大評判にふさわしい重大な原因をあれこれと詮索している間に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは大評判(だいひょうばん)になって...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...大評判であったという逸話(いつわ)も伝わっている...
柳田国男 「母の手毬歌」
...新聞でも大評判の吸血鬼(バンパイア)と来ているんですからね」「ウ――ン...
夢野久作 「一足お先に」
...最近この町で大評判になっている「名無し児裁判」という事件が御座います...
夢野久作 「霊感!」
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