...大評判で三千円という利益があった...
淡島寒月 「諸国の玩具」
...夜な夜な異様のなき声すとて大評判となり...
井上円了 「おばけの正体」
...この袋が忽(たちま)ち大評判となって一層繁昌した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...段々大評判になってくると方々に何々強盗というようなものが出現(あらわ)れてきて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...先年或る少年が宇宙の解すべからざることを苦に病んで華厳の滝へ飛び込んだとて世間大評判であつたが...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...町中で大評判になり...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...この噂は何人(たれ)云うとなしに外へ漏れて大評判になったので...
田中貢太郎 「室の中を歩く石」
...又馬を引張つて行かれたとよと大評判の種となつた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...前年着いて大評判になり...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...村でも町でも大評判です...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...……こりゃもう大評判になりますネ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これが江戸中の大評判...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...それが二月頃同時に開くから熱海では赤白咲き分けのサクラがはや咲いているとて大評判となり...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...見事この大役を果して一躍大評判をとったということです...
三浦環 「お蝶夫人」
...大評判の風船乗り初めて見た空中の離れ業風船といった軽気球...
山本笑月 「明治世相百話」
...このR市中の学生さん仲間では大評判の別嬪(べっぴん)なんだそうで...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...横浜中の大評判でしょう...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...大評判になっていた...
和辻哲郎 「鎖国」
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