...だれの部屋に幽霊が来ると大評判になり...
井上円了 「おばけの正体」
...たちまち大評判となり...
井上円了 「おばけの正体」
...六里四方の大評判...
井上円了 「おばけの正体」
...一時は世間の大評判となりたる由なるが...
井上円了 「おばけの正体」
...忽(たちま)ち東京中の大評判となって...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...大評判になるから...
海野十三 「超人間X号」
...丹那の山里で大評判で...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...お綺麗(きれい)な顔一杯に汗ばんで……これも村中の大評判でございました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...新聞人の仲間で大評判になった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...山中の大評判じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃大評判の谷中の感應寺(かんおうじ)の富籤(とみくじ)を買つたんですがね」「誰が?」「あつしですよ」「百文二百文の安富籤ぢやねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こうして大捕物をやっているンです」大評判(おおひょうばん)両国の見世物へ黒鯨(くろくじら)が来た...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...昨今大評判のエールリッヒを制作したのはワーナーですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「永富町(ながとみちやう)と申候處の銅物屋(かなものや)大釜(おほがま)の中にて、七人やけ死申候、(原註、親父(おやぢ)一人、息子(むすこ)一人、十五歳に成候見せの者一人、丁穉(でつち)三人、抱への鳶(とび)の者一人)外に十八歳に成候見せの者一人、丁穉一人、母一人、嫁一人、乳飮子一人、是等は助り申候、十八歳に成候者愚姪方(ぐてつかた)にて去暮迄(さるくれまで)召仕候女の身寄之者、十五歳に成候者(なりそろは)愚姪方へ通ひづとめの者の宅の向ふの大工の伜(せがれ)に御坐候、此銅物屋の親父夫婦貪慾(どんよく)強情にて、七年以前見(み)せの手代一人土藏の三階にて腹切相果申候、此度は其恨なるべしと皆人申候、銅物屋の事故大釜二つ見せの前左右にあり、五箇年以前此邊出火之節、向ふ側計(ばかり)燒失にて、道幅も格別廣き處故、今度ものがれ可申(まうすべく)、さ候はば外へ立のくにも及ぶまじと申候に、鳶の者もさ樣に心得、いか樣にやけて參候とも、此大釜二つに水御坐候故、大丈夫助り候由に受合申候、十八歳に成候男は土藏の戸前をうちしまひ、是迄(これまで)はたらき候へば、私方は多町一丁目にて、此所(ここ)よりは火元へも近く候間、宅へ參り働き度、是より御暇被下(おんいとまくださ)れと申候て、自分親元へ働に歸り候故助り申候、此者の一處に居候間の事は演舌にて分り候へども、其跡は推量に御坐候へ共、とかく見(み)せ藏(ぐら)、奧藏などに心のこり、父子共に立のき兼、鳶の者は受合旁故(かた/″\ゆえ)彼是(かれこれ)仕候内に、火勢強く左右より燃かかり候故、そりや釜の中(うち)よといふやうな事にて釜へ入候處、釜は沸上(わきあが)り、烟(けぶ)りは吹かけ、大釜故入るには鍔(つば)を足懸りに入候へ共、出るには足がかりもなく、釜は熱く成旁(かた/″\)にて死に候事と相見え申候、母と嫁と小兒と丁穉一人つれ、貧道弟子杵屋(きねや)佐吉が裏に親類御坐候而夫(それ)へ立退(たちのき)候故助り申候、一つの釜へ父子と丁穉一人、一つの釜へ四人入候て相果申候、此事大評判にて、釜は檀那寺(だんなでら)へ納候へ共、見物夥敷(おびたゞしく)參候而不外聞の由にて、寺にては(自註、根津忠綱寺(ちゆうかうじ)一向宗)門を閉候由に御坐候、死の縁無量とは申ながら、餘り變なることに御坐候故、御覽も御面倒なるべくとは奉存(ぞんじたてまつり)候へ共書付申候...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...出た当時からすでに大評判となり...
柳田国男 「山の人生」
...こればかりは文楽でも見られぬと大評判...
山本笑月 「明治世相百話」
...すべて独得の細工が大評判で...
山本笑月 「明治世相百話」
...三週間ばかり前から大評判になっている「檜(ひのき)御殿」の謎を解く目的でこの筆を執(と)ったのではない...
夢野久作 「鉄鎚」
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