...この間町じゅうで大評判をした...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...屋後に拍子木(ひょうしぎ)をうつ音がするとの大評判になり...
井上円了 「おばけの正体」
...おいおい大評判となって化け物の仕業ときまった...
井上円了 「おばけの正体」
...いつしか近村の一大評判となり...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...このことは彼が医師として大評判になり開業医として財産をつくることを妨げなかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...イダルゴがその美男の王子に扮して大評判だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...村でも町でも大評判です...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...全印度人の間に大評判になっていた...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...村中の大評判になった...
火野葦平 「花と龍」
...「珍らしい夫婦だな」「兄妹(きょうだい)だろうか」「女の方は飴(あめ)の人形を引き延したようだ」「男の方はまるで踏(ふ)み潰(つぶ)したようだ」「どこへ行く人だろう」「都へ見世物になりに行くんだろう」「見世物になったら大評判だろうな」「今なら無料(ただ)だ」「ヤア無料(ただ)の見世物だ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...これを見た者宣誓して第七図を画き稀有(けう)の怪物と大評判だったが...
南方熊楠 「十二支考」
...一九〇四年ベルリンで大評判だった「伶俐なハンス」てふ馬は種々不思議の芸を演じ...
南方熊楠 「十二支考」
...さしもの大評判にふさわしい重大な原因をあれこれと詮索している間に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もういまのような大評判になっては...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...こればかりは文楽でも見られぬと大評判...
山本笑月 「明治世相百話」
...すべて独得の細工が大評判で...
山本笑月 「明治世相百話」
...唐の玄宗皇帝の御代(みよ)に大評判であった花清宮裡(かせいきゅうり)の双姉妹(そうきょうきょうだい)に生き写しなんていう事は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...祝氏の三傑の名は都の大評判となりましょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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