...芭蕉の「調べ」を駆使するのに大自在を極めてゐたことには呆気(あつけ)にとられてしまふ外はない...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...公子 (爽(さわやか)に)獄屋ではない、大自由、大自在な領分だ...
泉鏡花 「海神別荘」
...公子 大自在の国だ...
泉鏡花 「海神別荘」
...「生死岸頭に立って大自在を得る」という境地にまで...
高神覚昇 「般若心経講義」
...文學の大自在の境...
高濱虚子 「俳諧師」
...インドに於いては大自在天は男性の中の男性で...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...今日において蒸気・電気・鉄・石炭・玻璃(はり)等の大自在力をもって一大革命をなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...後白河天皇の天福元年、伊藤豊前守忠綱という人があって、この山にこもり、穀食を断って祈願をこらし、大自在力を得て、二百年余を生き、応永七年足利義持の時に死んだという...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...急に大自在(だいじざい)の神通力(じんずうりき)を得て...
夏目漱石 「永日小品」
...大胆は道義を蹂躙(じゅうりん)して大自在(だいじざい)に跳梁(ちょうりょう)する...
夏目漱石 「虞美人草」
...大自在に跳梁して毫(ごう)も生中を脱するの虞(おそれ)なしと自信するが故に...
夏目漱石 「虞美人草」
...大自在(だいじざい)の妙境に達している」と云った...
夏目漱石 「夢十夜」
...このシバの大自在天は...
林芙美子 「浮雲」
...其旧を棄てゝ新惟(こ)れ謀るは人間大自在の法にして...
福沢諭吉 「新女大学」
...大自在王といい釈迦といい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...大自在天王が天人六十人をひきいて現われる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...荊棘林中に大自在を得る等と...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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