...のッしりと大胡坐(おおあぐら)でいたが...
泉鏡花 「海異記」
...「お父つぁんが今夜帰って来るというのかい? だってお父つぁんは大胡の友さんの寄合いに行ったんだろう? 明日でなければ帰れないじゃないか?」「だから阿母(おっか)さんが今考えているんだよ...
橘外男 「蒲団」
...大胡坐(おおあぐら)で足袋(たび)をはき替(か)えたりしているのもある...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...女だてらに大胡坐(おほあぐら)をかくと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...入口の二疊に大胡坐(おほあぐら)をかくと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見損ないやがったか」鉄は土間に大胡座(おおあぐら)をかいて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大胡坐(あぐら)を掻いて茶碗酒を呷(あふ)つてゐるところでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゲープ」相変らず仏様の前に大胡坐(あぐら)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縁側の上に大胡坐(おほあぐら)をかいて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大胡坐(あぐら)を掻(か)いてよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石黒隊の須田という兵長が蚕棚の下段へ大胡坐をかいて大きな声で怒鳴っていた...
久生十蘭 「ノア」
...その踊りは知らないと見へて独りだけの大胡坐で...
牧野信一 「毒気」
...澄夫の膳の向うに大胡座(おおあぐら)をかいた武者振は堂々たるものであったが...
夢野久作 「笑う唖女」
...雨龍太郎は厚い褥(しとね)に大胡坐(おおあぐら)をかいて...
吉川英治 「剣難女難」
...「大胡(おおご)のお城はどこですか」上州へ来た甚助は...
吉川英治 「剣の四君子」
...大胡城は去年、上杉勢に攻め落されて、石垣と焼(や)け木杭(ぼっくい)しか残っていない...
吉川英治 「剣の四君子」
...上州大胡(おおご)の城主...
吉川英治 「新書太閤記」
...厚い衾(ふすま)の上に大胡坐(おおあぐら)をかいていた...
吉川英治 「増長天王」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??