...かくの如き北面の位置が、自ら大胆にして、しかも、野心ある才人を糾合したるは、蓋又自然の数也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼は極めて大胆にして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...次第により大胆になれたのも...
芥川龍之介 「世之助の話」
...そしておもいきって大胆に...
海野十三 「怪塔王」
...娘は段々大胆になって...
江戸川乱歩 「鬼」
...大胆にも、いままでかくれていた木の幹をはなれて、その金色の骸骨の前へ、ツカツカと、すすんでゆくではありませんか...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...京城の宿で俺のピストルを大胆に隠してくれた波子には...
高見順 「いやな感じ」
...もっと大胆に甘(あま)く...
太宰治 「女生徒」
...悪びれず、大胆に言う人を、私は好きです...
太宰治 「新ハムレット」
...西鶴の冷静な科学者的な眼光で観破し摘出し大胆に日光に曝したものと見ることは出来よう...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...彼は大胆に凡てを取り容(い)れようとした...
豊島与志雄 「反抗」
...清濁併せ呑む勢を以て大胆に猛進して行つた有様はいかにも心持よく感じられる...
永井荷風 「虫干」
...中に大胆に双眼鏡を天に向ける人には...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...ゆき子は大胆になつてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...それがどんなことになるかも知らずに大胆に前進している...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そんな為事を大胆に始てなさったあなたの手で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...バックは大胆に泳ぎだした...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...大胆に破調を加えたあの力強い統一は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索