...一躍文壇の大立者(おおだてもの)となったのは山田美妙斎(やまだびみょうさい)であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...いつの間にかゼ号事件の大立者となっているらしいのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...いま上海(シャンハイ)国際社交界の大立者(おおだてもの)として知らぬ人なき大東新報社長ジョン・ウルランドその人に外ならなかった...
海野十三 「見えざる敵」
...実業界の大立者(おおだてもの)...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...仏蘭西革命の大立者であつたのは...
薄田泣菫 「茶話」
...聯合軍側の大立者は...
薄田泣菫 「茶話」
...その大立者のロイド・ジヨウジ氏が威爾斯(エエルス)生れの...
薄田泣菫 「茶話」
...支那の革命運動の大立者...
太宰治 「惜別」
...今の世界の大立者(おおだてもの)と云えばみんなグロテスクではないか...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...大立者と称されている九里丸が住んでいた...
直木三十五 「死までを語る」
...俺をその方の大立者にするつもりだッたのだが...
久生十蘭 「湖畔」
...蕪村を大阪とすればこれはまた頭抜(ずぬ)けた大立者(おおだてもの)であるが当人は大阪を嫌ふたか江戸と京で一生の大部分を送つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...どのような大立者(おおだてもの)たちも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...大立者を逃すようなことはせぬものだ――雪...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...維新の大立者たる西郷隆盛は城山の露と消え残るは傷夷(しやうい)と国債とのみ...
山路愛山 「明治文学史」
...釈界の大立者松林伯円とその一党に...
山本笑月 「明治世相百話」
...これらが後にそろって東都劇界の大立者...
山本笑月 「明治世相百話」
...學校に於ける大立者は常に自分であつた...
若山牧水 「古い村」
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