...一躍文壇の大立者(おおだてもの)となったのは山田美妙斎(やまだびみょうさい)であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...いつの間にかゼ号事件の大立者となっているらしいのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...いま上海(シャンハイ)国際社交界の大立者(おおだてもの)として知らぬ人なき大東新報社長ジョン・ウルランドその人に外ならなかった...
海野十三 「見えざる敵」
...実業界の大立者(おおだてもの)...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...聯合軍側の大立者は...
薄田泣菫 「茶話」
...フオツシユ将軍と葉巻10・24(夕)当今聯合軍での大立者といつたら...
薄田泣菫 「茶話」
...支那の革命運動の大立者...
太宰治 「惜別」
...今の世界の大立者(おおだてもの)と云えばみんなグロテスクではないか...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...及び活劇をなせし大立者を出したる所以(ゆえん)のもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自動車クラブと飛行クラブとの大立者の一人です...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...会の大立者だった先祖のマルグリットの気質を受け継いでいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大立者と称されている九里丸が住んでいた...
直木三十五 「死までを語る」
...俺をその方の大立者にするつもりだッたのだが...
久生十蘭 「湖畔」
...蕪村を大阪とすればこれはまた頭抜(ずぬ)けた大立者(おおだてもの)であるが当人は大阪を嫌ふたか江戸と京で一生の大部分を送つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...大立者を逃すようなことはせぬものだ――雪...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一躍文壇の大立者となつたのは山田美妙斎であつた...
水野葉舟 「言文一致」
...維新の大立者たる西郷隆盛は城山の露と消え残るは傷夷(しやうい)と国債とのみ...
山路愛山 「明治文学史」
...これらが後にそろって東都劇界の大立者...
山本笑月 「明治世相百話」
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