...「大目付」として江戸幕府の役職名を表す...
...「大目付けをする」という言葉で、監視や見張りをすることを表現する...
...」といったように、「大目付け」を「立派な」という意味で用いることがある...
...「大目付け」という言葉を引用して、格調の高いレストランやホテルなどの店名に使用されることがある...
...大目付(おおめつけ)という役柄も...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...大目付までせられた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江戸上屋敷に潜(ひそ)んでゐるところを大目付に發見され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうして大目付へ訴えて出られないのです」平次は最後の疑問を投げ出したのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...立ち戻ろうとする大目付の袖をひかえて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その腹心の者二十余名も大目付へ拘束されたということ...
山本周五郎 「落ち梅記」
...「大目付」という役柄がふっと万三郎の関心をひいた...
山本周五郎 「風流太平記」
...そのとき私は大目付の役部屋へ入ったところだったが...
山本周五郎 「風流太平記」
...数日まえ大目付から日光街道へ人改めの急布令が出された」徹之助はどきっとした...
山本周五郎 「風流太平記」
...「老中ならびに大目付から...
山本周五郎 「風流太平記」
...列座は、将軍家補佐、保科(正之)侯、酒井侯、阿部侯、稲葉侯、大目付、兼松(下総)どの、以上であった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大目付へすぐ出頭しろというんだ」「用件はなんだ」「記録書類がどうとかいうんだが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...大目付へ訴えて出る...
山本周五郎 「山彦乙女」
...しかも出来るだけ速(は)よう下手人を探し出せと言う大目付からの御内達で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...ハハハ」「大目付殿の御慈悲……家中の者も感佩(かんぱい)仕るで御座ろう...
夢野久作 「名君忠之」
...女どもの首と一所に……」「……ハッ……」「それでも許さねば……大目付を一太刀怨め……斬って……斬って斬死にせい……ブ……武士の意気地じゃ……早よう……早ようせい」「……ハ……ハイ……」六忠之は上機嫌であった...
夢野久作 「名君忠之」
...大目付に就役以来の物ばかりが入れてあるので...
吉川英治 「柳生月影抄」
...姉妹(きょうだい)と大機は、主家の没落後、江戸へ流れて来て、大目付柳生家を、ふかく怨みに思っているところから、その報復を、永いあいだ心がけていたものだった...
吉川英治 「柳生月影抄」
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