...これが三吉の大疑問だった...
海野十三 「地中魔」
...――氷川社内の一小破片――それが抑もの初採集――日本先住民は大疑問――余は勞働に耐え得る健康を有す――誰(たれ)でも知(し)つて居(ゐ)なければならぬ事(こと)を...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...日本先住民(にほんせんじうみん)の大疑問(だいぎもん)に關(くわん)し...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...政治家にも教育家にも大疑問である...
大隈重信 「女子教育の目的」
...あたかも日本にも今一大疑獄が起り醜穢(しゅうかい)耳目(じもく)を掩(おお)わしむるものがあるが...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...たまたま大疑獄事件が起って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...必ずや一大疑問也...
大町桂月 「石田堤」
...是れ實に一大疑問にあらずや...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...昔の本の『耕雲口伝』にいっていることであるが、「唯、寝食を忘れ、万事を忘却して朝夕の風に耳をすまし、何時も胸中に、大疑団、大いなる疑のある如くに暮し明かせば」いつか、かかる自分にめぐりあうといっているが、この生きていることに大いなる不安、大いなる憤り、大いなる疑いと畏れを持ちつづける、まじめな態度が、このめぐりあうことの前提となるのである...
中井正一 「美学入門」
...禅坊さんの所謂大疑現前(だいぎげんぜん)抔と云ふ境界は...
夏目漱石 「それから」
...世間ではこれを大疑獄の様に囃し立(た)てる様になつた...
夏目漱石 「それから」
...禅坊さんの所謂大疑現前(たいぎげんぜん)などと云う境界は...
夏目漱石 「それから」
...大疑の下に大悟ありという...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...安政の大疑獄以来...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...現在の精神病学界で二重圏点付きの重大疑問となっている『ねぼけ状態』を引き起す規約である...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何人(なんぴと)も否定し得ない科学界の大疑問となっているのであるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この満天下を震駭した犯行の大疑問符を...
夢野久作 「二重心臓」
...十年苦節の大疑獄(だいぎごく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索