...すぐ目の前に大毎(だいまい)の小舎が...
石川欣一 「可愛い山」
...松風に騒ぎとぶなり水馬(みずすまし)昭和二年七月なつかしきあやめの水の行方(ゆくえ)かなよりそひて静(しずか)なるかなかきつばた昭和二年七月大夕立(おおゆだち)来るらし由布(ゆふ)のかきくもり昭和二年七月 大毎...
高浜虚子 「五百句」
...大毎社員加藤三之雄来訪...
高浜虚子 「五百五十句」
...東京へ来てからは大朝や大毎で読むのとは違って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大毎(だいまい)が新八景を募った時に『獅子岩(ししいわ)』と云うのが日本じゅうに幾つあったか知れないそうだが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...大毎記者Mさん来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...大毎のMさんが写真師を連れて来訪...
種田山頭火 「其中日記」
...その事が終ってから、こんどは大毎、東日へ誘われて続きを書くことになったのである、そこでまた宣伝力が大いに拡大して来た、両紙へ書き出したのが「無明の巻」で、こんどは最初から巻の名をつけることにした、それをまた、この両紙へ執筆したのが七〇〇回ばかりに及んで、それを次々にまとめて、五冊、六冊、七冊の三冊各定価三円位ずつ Ocean の巻までを出した、引続き前のと共に盛んに売れたものである、しかし、大毎東日との関係はそこで絶たれてしまって第八冊の「年魚市(あいち)の巻」は全く新聞雑誌に公表せず書き下しのまままとめて出版したのである、それから第九冊「畜生谷の巻」と「勿来(なこそ)の巻」とは国民新聞に連載したのをまた改めて一冊とし、第十冊「弁信の巻」第十一冊「不破の関の巻」は全く書き下ろしの処女出版、第十二冊「白雲の巻」「胆吹の巻」は隣人之友誌上へ、第十三冊「新月の巻」は大部分隣人之友一部分は新たに書き足して今日に至っているのであるが、その間に円本時代というのがある...
中里介山 「生前身後の事」
...……こゝでは大毎の清水氏や...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...三時に大毎本社へ来て話をして呉れとの話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大毎へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大毎大朝その他に劇評出た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかるに猴は迷惑千万にも毎(つね)に眼を病むと十年ほど前の『大毎』紙に出た...
南方熊楠 「十二支考」
...二月十六日の『大毎』紙に...
南方熊楠 「十二支考」
...頃日(けいじつ)『大毎』紙へ出た大正老人の「史家の茶話」に『梅花無尽蔵』三上を引いて...
南方熊楠 「十二支考」
...吉屋信子さんが『大毎』『東日』に連載小説をかくようになったとき...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...今一人の別の優しい若者は大毎記者の名刺を出して...
横光利一 「欧洲紀行」
...その大毎にはまだ千葉亀雄氏がいた時分ですよ...
吉川英治 「小説のタネ」
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