...谷村博士は大様(おおよう)に...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...大様(おほやう)の顔だちの少女である...
芥川龍之介 「点心」
...」田中君は大様(おおよう)な返事をしながら...
芥川龍之介 「葱」
...大様に膝を進めると...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...其上又素直なたましひと大様な心とを持つた男であつた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...大様(おほやう)に客を迎へてゐた...
芥川龍之介 「舞踏会」
...大名華族の大様さを失った鷲尾侯は...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...さみしい秋の黄色い葉はひろい大様(おほやう)な胸にねむる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...風に大様に揺れてゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...彼はたゞ大様(おほやう)に頷(うなづ)いたきりであつたが...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...男だけに大様(おおよう)だとも感心されるのであった...
徳田秋声 「爛」
...兎に角受納被成度……」と書いていった時の伯父の得意げな大様な顔付を...
豊島与志雄 「未来の天才」
...人生に対して大様の態度を執らしめ...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...大様なふうではあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...……僕はそんな大様(おおよう)な気もちで...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...大様(おおよう)に命をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...アレもう大様(おおよう)にご懐中物を解いていらッしゃる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...近頃の建築に見られない大様(おおよう)ないい味を見せている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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