...ギフトとして大束の花を贈った...
...大束の薪を背負って山道を登る...
...フラワーアレンジメントの教室で、大束の花束を作った...
...式典のために大束の帯を結ぶのが練習不足で苦労した...
...野菜を大束にして売っている農家がある...
...染めたハンカチの大束を首にまきつけ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...この間も陸稲(をかぼ)の大束を四把(ぱ)づつも背負つて通つたぢやなえかね...
芥川龍之介 「一塊の土」
...どうせつける位ならばと大束(おほたば)をきめたのでございませう...
芥川龍之介 「雛」
...一行の通弁役に聖学院(しやうがくゐん)の大束(おほつか)直太郎氏が居た...
薄田泣菫 「茶話」
...」と大束氏は皿を取上げて贋造銀貨(にせのぎんくわ)のやうに給仕長の目の前につきつけた...
薄田泣菫 「茶話」
...大束の書類を前にしていたし...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そういって大束(おおたば)を極込(きめこ)んだ...
徳田秋声 「あらくれ」
...大束に小遣いをやってみたり...
徳田秋声 「縮図」
...髪は大束の野郎に結び申し候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それで彼(かれ)の一日(にち)の仕事(しごと)は繩(なは)ならば二十房(ばう)の大束(おほたば)が一把(は)...
長塚節 「土」
...いやに大束(おほたば)を決めるぢやないか――まア宜いや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いやに大束(おおたば)を決めるじゃないか――まアいいや...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今や大束な霙(みぞれ)さえ交えてにわかに吹きつのる様子...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...大束(おおたば)な呼び方をしやアがって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...あの王様の野郎が俺の身柄を引受けるなどと大束なことを言ったが...
久生十蘭 「魔都」
...きまってるじゃないの?」「菊の花を、描いて貰いたいんじゃ」「菊? 変ねえ」不審げに、そういったけれども、お京は、いわれるまま、大束の菊を、龍の肢につかませた...
火野葦平 「花と龍」
...もういっぺんそのガッシリと積み重ねてある十円紙幣の大束を...
正岡容 「寄席」
...いつも相変らずの大束(ざっぱ)をきめ込みなさるが...
三好十郎 「斬られの仙太」
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