...さうして彼は此の如き大望を見事に突拔いた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...大望を抱いて居ても運がたすけねば成就はせぬもの...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...奇怪なプリズム形をした大望遠鏡が斜に天の一角を睨(にら)んでいる...
海野十三 「空中墳墓」
...保証人7・28慶安太平記の由井正雪が大望(たいまう)を企てた時...
薄田泣菫 「茶話」
...大望のなんたるかを理解し得ないで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつかこの土地に天子の行幸を期待し奉る大望があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの暗黒星はヒマラヤ天文台の大望遠鏡にのみは見えることになったけれど...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...さきにも大望があるというからには...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そういう大望をいだいています...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...大望のある身です)――とさまざまな意味を瞬間に訴えていた...
吉川英治 「剣難女難」
...「われらの大望を成就させ給え」と...
吉川英治 「三国志」
...尉霊大望(いれいたいぼう)一奮迅奮迅...
吉川英治 「三国志」
...“兄高氏の大望”という秘事にもふれていた...
吉川英治 「私本太平記」
...兄の大望にとって...
吉川英治 「私本太平記」
...大望の成る成らぬは...
吉川英治 「私本太平記」
...きさまの如き無謀小才(こさい)なやつを大望の片腕とたのんだなどがすでに尊氏のあやまりだった...
吉川英治 「私本太平記」
...おれにゃ別の大望があるからよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いわゆる大望です...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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