...如何なる天才も天才以上になる大望を持つてゐれば...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...彼れも大望が一番大切だつた...
有島武郎 「幻想」
...自分の大望に確信を持っていたとすれば...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...古人またかくの如く思いあきらめしかばその大望は後世終にこれを知るなきに至りしのみという瞬間の考のみ僅(わず)かに今記憶せり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...これは私には分に過ぎた大望かも知れないのであるが...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...天下国家に望みをかける大望はなけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜荷の大儲けを一人占めにしようという大望を起したのさ」「…………」「それと気の付いた御家人喜六と唐人お勇が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久治は何にか大望でもあるのか」「白雲頭の頃から翁屋に奉公して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大望を抱く人のようにさえ思われるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...耳にしているようにござります」「一方ならぬ大望と申して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...わが大望は天地に持つ」孫策の気概を見て...
吉川英治 「三国志」
...尉霊大望(いれいたいぼう)一奮迅奮迅...
吉川英治 「三国志」
...兄の大望にとって...
吉川英治 「私本太平記」
...高氏が自己を大望へ賭けているように...
吉川英治 「私本太平記」
...ご大望のためには...
吉川英治 「私本太平記」
...大望達成の目標においてそれも二人を不和にはしない...
吉川英治 「私本太平記」
...大望を仕遂(しと)げて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...まだまだこの婆にはこの世に大望がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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