...大望に引きまはされて...
有島武郎 「幻想」
...スコットランド王の第一の大望が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...余は遂に未遂の大望を他に漏らす能わざるなり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...百人の人のいのちをすくうという大望をはたせば...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...妹のお浜坊を何んとかしようという大望を起し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少なくとも午後は雨が降りませんように」イズミ・レガードは大望を達成したようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...どんな大望を持っているか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...壁に耳の――わたしの大望のと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」と末は娘義太夫になるといふ大望をいだいて居る娘迄...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...(b)大望をいだき名誉にあこがれる者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酒を呑んでも大望さえ立派に成し遂げれば悪いことはあるまい...
吉川英治 「剣難女難」
...「そなた、大望とは、どんな意味で申したな?」「お身にかかわる大事、つい知りました」「聞いたのか、右馬介に」「いいえ、ここで待つうちに」藤夜叉の眼は賢い...
吉川英治 「私本太平記」
...もし味方に加えて大望の一翼とすることができたらとさえ――ひそかに考えているほどだった...
吉川英治 「私本太平記」
...あたまを冷やせ」「どちらが」「なにっ」「われらの大望はまだ中途でしょうが...
吉川英治 「私本太平記」
...きさまの如き無謀小才(こさい)なやつを大望の片腕とたのんだなどがすでに尊氏のあやまりだった...
吉川英治 「私本太平記」
...すべてを大望にかけて御自分をころし切ッていたものでありましょうが」問「でも、その大望も、御自身ついに滅失されたのでは」答「いや、さいごには、その滅失を取り戻そうとなされた焦躁(あせり)が、直義(ただよし)さまを、あんな思いきッた御処置になされた、第一の御理由であったように思われまする」問「検校(けんぎょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...大望なるかならざるか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大望のためさすらい居り候えば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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