...この本は大書もあるので、文字が小さいのが苦手な人には便利です...
...視力が悪くても、大書なら読みやすくなるでしょう...
...大書小説を読むのが好きです...
...子供用に大書絵本を買いました...
...大書字で書かれた看板を見かけました...
...見上げるような大書棚(おおしょだな)が...
芥川龍之介 「路上」
...階子段(はしごだん)の裏を抜けると、次の次の、応接室の扉(ドア)は、半開きになって、ペンキ塗の硝子戸入(がらすどいり)の、大書棚の前に、卓子(テイブル)に向って二三種新聞は見えたが、それではなしに、背文字の金の燦爛(さんらん)たる、新(あたらし)い洋書(ブック)の中ほどを開けて読む、天窓(あたま)の、てらてら光るのは、当女学校の教頭、倫理と英文学受持…の学士、宮畑閑耕...
泉鏡花 「婦系図」
...当時は対抗するものがない大書肆(だいしょし)であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...学校のお清書の如く「公徳を重んぜよ」と大書して...
辰野九紫 「青バスの女」
...それを展開させ――(そっくり書かせ)――自分の名前で大書肆(しょし)から出版さした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...県令代理として渡辺大書記官が出ていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...帳場の者が――帳場に甚四郎とか才助とか大書した...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...長谷川卯兵衛安備(やすとも)と墨色鮮やかに大書してあった...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...殊に頭を丸剃りにして明治十三年頃新吉原を売り歩いた豊年糖売りがぶらさげた火の用心と大書した烟草(タバコ)入れを洋服の腰のポケットに挿して歩く...
南方熊楠 「十二支考」
...おかしな字で日本共産党と大書した板の看板がその入口の上にかかげられた...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...わが家として特筆大書すべきことがありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...表紙に拉甸(ラテン)語でVITA SEXUALISと大書した...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...大書院には老中諸侯の評定があり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「我漢復振(わがかんまたふるふ)」などと大書(たいしよ)したりしたものもある...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...御城内二の丸の大書院で...
吉川英治 「新書太閤記」
...大書院から見ているらしい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大書院におられるらしい...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...「懐古園」と大書した額が...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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