...*幾度と無く繰返したる大智識の教話によりて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...彼は神の大智を讃(たた)えつつヨブの誇(ほこり)を責めているのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...大智の人となりたりなどと...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...大智を成(じょう)じ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...大智度論の言葉を引用すれば...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ついに大智識になった――という因縁物語を聞き終ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...八宗兼学の大智識というにしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かゝる大智大勇と非凡な妖術とを有しながら...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...『大智度論』には〈如意珠仏舎利より出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...『大智度論』二六に摩頭波斯咤比丘(まずはしたびく)は梁棚(りょうほう)あるいは壁上...
南方熊楠 「十二支考」
...同じ大智度論が一山ここにも積み畳ねてある...
森鴎外 「独身」
...大智度論も二軒のを合せると全部になりそうなのですな...
森鴎外 「独身」
...これは仏の大智に則(のっと)る者である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...よく大智を磨くがよい」語り終って...
吉川英治 「三国志」
...近くは鳳儀山(ほうぎさん)の大智和尚にも参じていた旅の雲水(うんすい)でござりまする」「なに...
吉川英治 「私本太平記」
...「――このなかには、一世の碩学(せきがく)も、大智識も、未来ある若僧もいたろうに」ゆうべ殺戮の先鋒となった明智光秀も、今朝は余煙のなかに立って、面(おもて)をおおい、胸のいたみを覚えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...青年にして大智大徳の太子の手によって...
吉川英治 「親鸞」
...それ自体即(そく)“大智識”であると思う...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索