...*幾度と無く繰返したる大智識の教話によりて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...彼は神の大智を讃(たた)えつつヨブの誇(ほこり)を責めているのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...大智を成(じょう)じ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...大智度論の言葉を引用すれば...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...『大思想は大智よりも大情から生まれる』――これはあなた自身の言われた言葉でした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...反つて人の理窟を喋々するを笑ふ是れ所謂る知つて言はざる大智者を學ぶに在る乎將た彼は議論よりも實行を主とするを以て平生の務とするに由る乎...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ついに大智識になった――という因縁物語を聞き終ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...八宗兼学の大智識というにしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八宗兼學の大智識といふにしては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とかく大智奇才が多い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...『大智度論』に竜象獅鷲の頭に赤玉あり...
南方熊楠 「十二支考」
...『大智度論』巻三を見るに僧を羞僧...
南方熊楠 「十二支考」
...大智度論(たいちどろん)の立派な本が一山積み畳ねてあるのが...
森鴎外 「独身」
...いかにその知が自然の大智の前に力なきかを知るその知であろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...大衆は大智識である...
吉川英治 「大岡越前」
...青年にして大智大徳の太子の手によって...
吉川英治 「親鸞」
...生(なま)なか大智をもとめてのたうちまわっているのは...
吉川英治 「親鸞」
...東寔愚堂国師、天正五年四月八日、濃州伊自良(いじら)に生れ、母は鷲見氏、大智寺の開祖、鷲見美濃守(すみみののかみ)が末孫といふ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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