...弘法、傳教の長安に着せし時には、市内に四大景寺あり、一大景教碑あり、卓識英邁の資を以て新智識を得るに熱中せる大師其人にして、十字架を冠し異文字を刻せる碑文を見ず、皇帝の御影を掲げ、奇異の樣式を表せる寺院を訪問せざるの理由あるべからず...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...ただ茫然として今眼の前に開けた大景観に眼を奪われ切っているのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...繚乱花の咲き乱れた艶(あで)やかさ!再び一同は突如眼下に打ち展(ひら)けたこの雄大無比な大景観に向って...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そうして琵琶湖の大景を前にしてはお料理方を引受けているところです...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお山水の大景に見惚(みと)れていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その松の下の大景気に眼を奪われるの有様でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさに天地晦冥(かいめい)の大景観であったにちがいない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...その大景観に驚き...
野村胡堂 「楽聖物語」
...馬鹿(ばか)/\お力(りき)が怒(おこ)るぞと大景氣(おほけいき)...
樋口一葉 「にごりえ」
...馬鹿々々お力が怒るぞと大景気...
樋口一葉 「にごりえ」
...どいつもこいつも大景気...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その素晴しい村の大景気は恰も光の翼を延して此処の戸口を叩くかのやうであつた...
牧野信一 「村のストア派」
...為山氏は一草一木を画きて画となす事も少からねど不折君は寸大の紙にもなほ山水村落の大景を描く癖あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかし余は大景を捨てて小景を画けといふに非ず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...またかともいはず人波うちての大景気を見ること...
三木竹二 「いがみの権太」
...沙ばかりの地平線に落ちようとしてゐる日の色の淒壮な大景を河の彼方に望んで...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...松花江の東岸にある竜潭山の名勝から松花江と吉林城との大景を展望させようと云はれる人人の御厚意に従ひ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...遠く一種の島山の如くに仰見る大景である...
吉江喬松 「山岳美觀」
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