...ここぞとばかりに、小浜兵曹長は、「本隊では、いまに大挙して、ここへ攻めて来るといっていたぞ」4「なに? ここへ大挙して攻めてくるって?」怪塔王は、思わず聞きかえしました...
海野十三 「怪塔王」
...大挙してかれの身のまわりにへばりついた...
太宰治 「花燭」
...大挙して突進すると鬼が誰をつかまえようかと狼狽(あわて)る...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...江戸方面でも外人襲撃事件が前年来ようやく組織的計画的になって長藩士の金沢外人襲撃計画(二年八月)、浪人大挙して、横浜を襲撃するという宣伝(十一月)などの後ついに御殿山(ごてんやま)英公使館焼打(十二月)となって、英幕関係は急速に悪化した...
服部之総 「尊攘戦略史」
...やがて人々が大挙して押し寄せ始めたのはストランド沿い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...いよ/\戦争を挑むため大挙して押し寄せたのであります...
牧野信一 「船の中の鼠」
...いま大挙して征けば...
吉川英治 「上杉謙信」
...「――すでに、この春には、大挙して、毛利家の水軍が、舳艫(じくろ)相啣(あいふく)んで来援(らいえん)にまいると、正しく我へ誓紙を入れて約束していることだ...
吉川英治 「黒田如水」
...煙を合図に外からおれが大挙して攻めかけるから」「心得ました」鮑忠は...
吉川英治 「三国志」
...また丞相は河の北から大挙して越えられれば...
吉川英治 「三国志」
...西涼軍が大挙して来ると聞いたとき...
吉川英治 「三国志」
...八日目の頃南蛮軍は大挙して迫ってきた...
吉川英治 「三国志」
...その期するものとは、いうまでもなく、捲土重来(けんどちょうらい)、大挙して、都へのぼる日のことでしかない...
吉川英治 「私本太平記」
...それが、月の末、八月に近づくと、俄然、「信長の兵、大挙して、およそ一万余、続々と西上...
吉川英治 「新書太閤記」
...――摂津(せっつ)地方の叫喚(きょうかん)を耳にするや、毛利の大軍が、大挙して、上洛を図(はか)る勢いが見えたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...(いまに毛利軍が大挙して...
吉川英治 「新書太閤記」
...大挙して上方(かみがた)から下って来た秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...一藩が大挙して兵器を持つ場合は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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