...我が東郷大提督の艦隊大挙して旅順港口に迫るや...
石川啄木 「詩」
...ここぞとばかりに、小浜兵曹長は、「本隊では、いまに大挙して、ここへ攻めて来るといっていたぞ」4「なに? ここへ大挙して攻めてくるって?」怪塔王は、思わず聞きかえしました...
海野十三 「怪塔王」
...すると君たちが大挙してやって来ました...
海野十三 「火星探険」
...高師冬大挙して来り攻むるに及び...
大町桂月 「秋の筑波山」
...大挙して突進すると鬼が誰をつかまえようかと狼狽(あわて)る...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...やがて人々が大挙して押し寄せ始めたのはストランド沿い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...いよ/\戦争を挑むため大挙して押し寄せたのであります...
牧野信一 「船の中の鼠」
...成湯(せいとう)の徳は禽獣に及びこの女将の仁は蛙を霑(うる)おすと評判で大挙して弔いに往ったは事実一抔啖(くわ)されたので...
南方熊楠 「十二支考」
...大挙して救援に来る...
吉川英治 「黒田如水」
...また丞相は河の北から大挙して越えられれば...
吉川英治 「三国志」
...潮(うしお)の如く大挙して下って行った...
吉川英治 「三国志」
...はや大挙して太宰府へ押し寄せ...
吉川英治 「私本太平記」
...――大挙して、ふたたび上洛の用意であるのはいうまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...大挙して上方(かみがた)から下って来た秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...……もしこのうえ京師(みやこ)の正規軍(せいきぐん)が大挙して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一藩が大挙して兵器を持つ場合は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大挙して襲(お)しかけ...
吉川英治 「親鸞」
...東軍は大挙して、瀬田口や宇治方面から迫ると聞えてくるし、平家も水島の大捷(たいしょう)に勢いをもり返して、京都奪回を目標に、潮(うしお)のごとく、山陽を北上して、先鋒の一部はすでに、兵庫に上陸して一ノ谷あたりに集結しているという...
吉川英治 「源頼朝」
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