...高師冬大挙して来り攻むるに及び...
大町桂月 「秋の筑波山」
...その次には大挙して...
中里介山 「大菩薩峠」
...大挙して騒々しく示威運動を海辺で試みていたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...大挙して突進すると鬼が誰をつかまえようかと狼狽(あわて)る...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...やがて人々が大挙して押し寄せ始めたのはストランド沿い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...一時に大挙して採り集め...
柳田國男 「食料名彙」
...やがて毛利輝元の水軍が大挙して摂津の岸へ上がって来るという――謀反前からの誓約を恃(たの)んでいるものにちがいない――と...
吉川英治 「黒田如水」
...また丞相は河の北から大挙して越えられれば...
吉川英治 「三国志」
...潮(うしお)の如く大挙して下って行った...
吉川英治 「三国志」
...八日目の頃南蛮軍は大挙して迫ってきた...
吉川英治 「三国志」
...両国の疲弊をうかがってこれへ大挙して来たものとすれば...
吉川英治 「三国志」
...祁山を攻めるのですか」「祁山は蜀勢の根本だ」「しかし孔明は蜀全体の生命ともいえましょう」「――だから大挙して祁山を襲い...
吉川英治 「三国志」
...はや大挙して太宰府へ押し寄せ...
吉川英治 「私本太平記」
...それが、月の末、八月に近づくと、俄然、「信長の兵、大挙して、およそ一万余、続々と西上...
吉川英治 「新書太閤記」
...一藩が大挙して兵器を持つ場合は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...むしろ大挙して襲(や)ってくる険悪な雲の相(すがた)を思わせるものがある...
吉川英治 「親鸞」
...下総の将門勢が、大挙して、常陸の国境を踏み越えて来たとの報らせがありました」と、二騎三騎と、相次いで、急に維茂に訴えて来た...
吉川英治 「平の将門」
...東軍は大挙して、瀬田口や宇治方面から迫ると聞えてくるし、平家も水島の大捷(たいしょう)に勢いをもり返して、京都奪回を目標に、潮(うしお)のごとく、山陽を北上して、先鋒の一部はすでに、兵庫に上陸して一ノ谷あたりに集結しているという...
吉川英治 「源頼朝」
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