...けれども父を笑わせたのはとにかく大手柄(おおてがら)には違いない...
芥川龍之介 「少年」
...けれども所謂平談俗話に錬金術を施(ほどこ)したのは正に芭蕉の大手柄である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...意外の大手柄を立てて旅館へ帰る...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...大手柄をたてました...
海野十三 「怪塔王」
...この大手柄をさせたものであろう...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...案(あん)の定(じょう)大手柄を立てたことになった...
海野十三 「疑問の金塊」
...大手柄だったね」これは三吉の地底機関車が東京百貨店跡から地上に顔を出したのであった...
海野十三 「地中魔」
...ルパンだって? そいつは大手柄だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...幼い将軍家をからくも御災厄からお救ひ申し上げたといふ大手柄もございましたさうで...
太宰治 「右大臣実朝」
...大手柄(おほてがら)だ」「やつて見ませうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それじゃ大手柄じゃありませんか」「このうえ赤井市兵衛と番頭の喜助を殺した奴が見付かりさえすればね」「それなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一世一代の大手柄に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの三つの部屋を一刻あまり搜しましたよ」「そいつは大手柄だつた」「これでも福松が下手人ぢやないでせうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この男にしては近頃の大手柄だつたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大概のことは見てしまひました」「そいつは大手柄だつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...10415己は今頃大手柄を顕しているだろう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「大手柄大手柄……あのお客人を一生懸命で大切(だいじ)にしろ……」って云ってくれたわ...
夢野久作 「支那米の袋」
...「お客人の大手柄だわ」と言い...
吉川英治 「新・水滸伝」
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