...ふと自分の大手柄を...
芥川龍之介 「犬と笛」
...その日、私は、外の候補生仲間と、欄干(ハンドレエル)によりかゝつて、日の暮れかゝる港を見てゐますと、例の牧田が私の隣へ来て、「猿を生捕つたのは、大手柄だな」と、ひやかすやうに、云ひました...
芥川龍之介 「猿」
...意外の大手柄を立てて旅館へ帰る...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...この大手柄をさせたものであろう...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...ポチよ大手柄(おおてがら)だ一同はラウダの洞穴(ほらあな)で十分に休養をとった...
海野十三 「恐竜島」
...ルパンだって? そいつは大手柄だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...三日目に一本あけた大手柄!飲みそめのVin(ヴェン)blanc(ブラン)一本といっても...
大杉栄 「日本脱出記」
...古来ためし無き大手柄...
太宰治 「新釈諸国噺」
...今年中の大手柄にしていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此時ほど大手柄を立てた事はありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この時ほど大手柄を立てた事はありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そいつは大手柄だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「親分、大手柄だ、喜んで下さいよ、親分」「馬鹿だなア、大きな聲で、人聞きの惡い」「だつて、路地の花道はやけに長いぜ、これほどの大手柄(おほてがら)を默つて舞臺にかゝつちや勿體(もつたい)ない」「呆(あき)れた野郎だ、何處の猫の子が鼠を捕つたか知らねえが、大手柄が聞いて呆れるぜ」「さういつたものでもありませんよ、この八五郎の智惠と辯舌で、金次郎の繩を解いたんですぜ、親分」「フーム」「そいつは面白さうだ、八五郎兄哥の手柄話を聽いてやらうぢやないか」元町の文七は口を容(い)れます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その時の清吉の顏といふものは――」「それは大手柄だ」元町の文七は本當に嬉しさうでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何を見付けたんだ」「大手柄ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「そいつは大手柄だつたね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こいつは君の大手柄だな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...晩餐会の招待を受けたら大手柄とされ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
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