...然(しか)も国民的自覚の大意力は凝(こ)つて百錬の氷鉄(ひようてつ)の如く...
石川啄木 「閑天地」
...これ八節―十節の大意である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今日は三十八章三十九節より四十二章六節までの大意を語ろう...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...意外また大意外の博士の話を聞いて...
海野十三 「火星兵団」
...只大意だけを傳へたのでは譯とはならない...
坪内逍遙 「ロミオとヂュリエット」
...その大意は、「グルジヤの丘の上、夜露かかり、アラグヴァの流れ、わが前にざわめく...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...大意遠大の論なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...吾々が今日想像する以上の重大意義がなければならなかったと共に...
戸坂潤 「読書法」
...(十四)撮指意 大意の摘要を作ることである...
内藤湖南 「支那目録學」
...わざと大意丈(だけ)を抄訳した此(この)一節を読んで見ても...
夏目漱石 「点頭録」
...例えばその文の大意に嫉妬の心あるべからずというも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...即ち以下がその大意である...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...大意はかうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大意は「人君何天職」の五古を敷衍(ふえん)したものである...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...これを読むと蒙求の大意がよく解った...
柳田国男 「故郷七十年」
...なんらそういう大意義がなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...大意をかえているわけではない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...小生の手紙の大意は右のごときものであった...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
便利!手書き漢字入力検索