...内の姉の婿にした医学士なんざ大当りだ...
泉鏡花 「婦系図」
...これがまた大当りと来た...
海野十三 「爆薬の花籠」
...羽左衛門がそれをやって大当りのことがありました)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は柳川君の小説が大当りを取つて...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...これが偶然大当りにあたって...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...俺らの方はこの通りまずまず当座の仕事としては大当りに近い方だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日は露西亜文学の大当りだと赤シャツが野だに話している...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...――この鑑定(めきき)は当るか」「大当りだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幕末明治のはじめに唐物屋を開いたのが大当りにあたって...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...これは大当りを取りやしたな...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...「大当り」と太郎は心のなかでつぶやいた...
久生十蘭 「母子像」
...大当りらしい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こいつは又々大当りだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...兎に角此の興行大当りである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大当りのビビイを眺めながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...退屈凌ぎはこれに限ると一時は貸本大当り...
山本笑月 「明治世相百話」
...遂に檜舞台の歌舞伎座へ乗り込んで「威海衛陥落」その他の狂言で大当り...
山本笑月 「明治世相百話」
...初代は両国の定小屋で錦絵にまで出た大当り...
山本笑月 「明治世相百話」
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