...堀江大弼(ほりえだいひつ)の指物絵だったことを思い出すにちげえねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...上杉家は弾正大弼斉定(だんじょうのたいひつなりさだ)...
森鴎外 「細木香以」
...弾正大弼治憲(だんじょうたいひつはるのり)は高鍋藩秋月家(たかなべはんあきづきけ)の二男にうまれ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...曾我上野介(こうずけのすけ)師資(もろすけ)南遠江守宇都宮弾正大弼(たいひつ)仁木義長千葉大隅守高(こう)ノ越後守師泰(もろやす)などだったが二...
吉川英治 「私本太平記」
...あの弾正大弼(だんじょうたいひつ)様も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...上杉弾正大弼(だんじょうだいひつ)殿が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...上杉弾正大弼(だいひつ)の家中千坂兵部の股肱(ここう)の者にて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...弾正大弼の病気は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...弾正大弼は、がばっと、衾(ふすま)を刎ねて、『な、なにっ?』蒼白な顔を上げていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...弾正大弼の前へいっぱいに立ち塞(ふさ)がった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この弾正大弼が安閑(あんかん)と寝て居さえすれば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『大弼』うしろで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『はい』大弼は、両手をつかえて、『行って参ります...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...螺鈿(らでん)の鞍を置いた駒は、もうそこへ着いていたが、弾正大弼は、長刀(なぎなた)の石突きを敷台に突いて、化石したように、じっと立って、彼をそこに待っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...このお袴(はかま)のすそを放す事ではございませぬ』弾正大弼(だいひつ)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...世に又とない大不孝者とするつもりかっ』『恐れながら、御意のとおりにござります』『血迷ったか』思わず、弾正大弼は、足を上げて、自分の袴のすそをつかんでいる兵部の手を振り退(の)けた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お尽しあらねばならぬお体でござります』『…………』弾正大弼は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そこを閉め切ると、弾正大弼は突然、兵部のからだに抱きついて、『爺ッ……爺ッ――察してくれい、察してくれい』『おう、おう……』兵部もここへ入るともう、声も体も脆(もろ)いものになってしまった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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