...なつかしい微妙な薫(かおり)は駿馬(しゅんめ)いななく大宛(だいえん)のものである...
中勘助 「胆石」
...わずかに先年大宛(だいえん)を遠征して武名を挙(あ)げた弐師(じし)将軍李広利(りこうり)があるにすぎない...
中島敦 「李陵」
...大宛(だいえん)から引揚げようとして帝の逆鱗(げきりん)にふれ...
中島敦 「李陵」
...その大宛征討も、たかだか善馬がほしいからとて思い立たれたものであった...
中島敦 「李陵」
...蒲桃と共にかの張騫が始めてその種子を得た大宛...
牧野富太郎 「植物記」
...〈大宛(だいえん)宛丘の良馬日に千里を行き...
南方熊楠 「十二支考」
...大宛馬(だいえんば)とほぼ同じ〉...
南方熊楠 「十二支考」
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