...大姫君は自分は悲しみから超越しているというふうを見せるためでなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君はさすがに苦しい気がして恥ずかしく思われるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮はたとい出家をあそばされても、生きてさえおいでになればこんなふうに使いが常に往来(ゆきき)することによって自分らは慰められたであろう、どんなに心細い日を送っても、また父君にお逢(あ)いのできる日はあったはずであるなどと二人は語り合って、大姫君、君なくて岩のかけ道絶えしより松の雪をも何とかは見る中の君、奥山の松葉に積もる雪とだに消えにし人を思はましかば消えた人でない雪はまたまた降りそって積もっていく、うらやましいまでに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...平生よりも心を配って客の座の設けなどについて大姫君は女房らへ指図(さしず)を下していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...落ち着いた気安さのある人らしいと大姫君は薫を見ていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君のこうして来たのがうれしくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君が薫の熱心な求婚に応じようとしないのをひそかに非難していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君はましてこの感を深く覚えているのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...死にたいとさえ思うほどの無価値な自分ではないかと大姫君は聞いていて思うのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...と大姫君は来世のことまでも考えていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君の使っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...皆大姫君付きになるのを希望した者であったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君を知らず、愛していなかった人でも、この薫の悲しみにくれた様子を見ては涙のわかないはずもないと思われるのに、まして中の君自身もこのごろの苦い物思いに心細くなっていて、今まで以上にも姉君のことが恋しく思い出されているのであったから、薫の憂いを見てはいっそうその思いがつのって、ものを言われないほどになり、泣くのをおさえきれずになっているのを薫はまた知って、双方で哀れに思い合った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なぜ大姫君の望んだことに自分はそむいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...平生以上にも大姫君と似たこの人が薫の心に恋しくなり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君の死が悲しく思われ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君に似たと言われたことに心が惹(ひ)かれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫様の御心配あそばしましたのがごもっともなような現象が京では起こってまいったようにここでも承りますのは悲しゅうございます」「一時はどんなふうに見えることがあっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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