...その節はわれらより「あるかんじよ」(大天使)へ頼み...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...また大天使がぶりえるが...
芥川龍之介 「おぎん」
...勇ましい大天使は勿論...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...大天使の剣(つるぎ)のように...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...聖母が大天使ミハイルに導かれて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...すべての大天使に向かって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...第九交響曲の崇厳なアダジオは彼に大天使を想像さした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...戦いの大天使――ジャンヌの「天国の兄弟」――の名前をもってるサン・ミシェル橋のそばを通りかかると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今は大天使のような我慢強さで彼女の言葉を聞いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恍惚(こうこつ)たる大天使をも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは「大天使(あるかんじよ)ミケル」が龍と闘つてゐる黙示録の中の一図で...
長與善郎 「青銅の基督」
...此の襞のつけ方などは此の大天使(あるかんじよ)ミケルの襞にそつくりぢや...
長與善郎 「青銅の基督」
...」彼はわざと「龍と闘へる大天使ミケル」の浮彫と...
長與善郎 「青銅の基督」
...彼の眼差しは常に闘いを好みながら失墜した大天使のそれだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...大天使といつしよに神の高御座(たかみくら)のぐるりまでも翔びまはるといふのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...けだかい大天使たちがちやんと掛けるのさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...尤も、私が最初にそれを聞いたときは、無意味な、たゞ眞鍮でも叩くやうな氣がしたのだけれど――「“Da trat hervor Einer, anzusehen wie die Sternen Nacht.”(そのとき、星輝ける夜の如き者現はれぬ)素敵! 素敵!」黒眼勝(くろめがち)の深い瞳を輝かせて、彼女は叫んだ、「ね、朦朧とした、偉大な大天使が、あなたの前に程よく坐つてゐるのよ! この句は誇張したものを百頁讀む程の價値があるわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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