...御地は早や南の枝に大和心(やまとごころ)綻(ほこ)ろび初め候ふの由...
石川啄木 「渋民村より」
...日本人がもしも本来の大和心というものを正しく身につけているならば...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...たとえば直情径行は大和心の美しい特質の一つであるが...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...それが本来の大和心からどんなに遠いものかは今さら言うまでもないことである...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...そもそも我々の父祖伝来の大和心というものは私が右に述べたような意味における余裕の精神に充ち満ちたものではなかつたか...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...沖縄人は大和心(やまとごころ)になってしまったのであります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...茶事の物語にことよせて大和心(やまとごころ)のやさしい動きをイギリス文字に写し試みたのが...
岡倉由三郎 「茶の本」
...敷島の大和心を人とわば蒙古のつかい斬りし時宗(ときむね)攘夷(じょうい)家の口吻(こうふん)を免れずといえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「大和心」という無上の宝を飽くまで保持し進展せしめる唯一の方法は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...決してかの桜花のみが敷島の大和心を養成したのではない...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...その例として最多数の日本人を感動せしむる力ありと信ずる敷島(しきしま)の大和心(やまとごころ)を人問はば朝日に匂ふ山桜花の歌を見るに...
正岡子規 「人々に答ふ」
...大和心(やまとごころ)にそれを譬(たと)えた和歌は子供ですら知っている...
柳宗悦 「樺細工の道」
...……大和心(やまとごころ)と申さばややそれに似かよう気もする...
吉川英治 「上杉謙信」
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