...まだ玉木(たまき)の大叔母(おばあ)ちやんのところにいらつしやいました...
鈴木三重吉 「ぽつぽのお手帳」
...ちか/″\に玉木(たまき)の大叔母(おばあ)ちやんが...
鈴木三重吉 「ぽつぽのお手帳」
...百歳も長寿を保って死んだ母方の大変な大叔母から譲り受けたのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我々は田舎にパパ、ママ、大叔母、二人の妹(十八歳と十七歳だ)、二人の弟(十五歳と十歳)が待っている...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...祖父、祖母、大叔母、小婢と私の一家五人が、世の中も亦平穏多倖なりし明治末年から大正中世までを何苦労もなく起臥してゐた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...それを知らせて呉れたのはあの切髪にしたいろの黒い背の高い大叔母であつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...私がそのころ「郵便局」と云ふより「駅逓」と云つた方が合点が早かつたのも大叔母の感化に他ならなかつたのであらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...「甘いイイ甘酒」の声がすると、大叔母が窓から、茶碗を突きだしては、「甘酒屋さん」と呼んだ...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...大叔母は必らず大きな二銭銅貨をやり...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...祖母と大叔母とが火鉢を挟んでゐる顔と顔とを見合はせて...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...亡き大叔母と共にさして遠くない花川戸の家までおくられてかへつて来るのが習ひであつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...私はいつも大叔母の膝の上にゐて...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...私は大叔母に連れられて「有馬の猫」の小野川喜三郎一と役を立見から見たのみで...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...下婢の背に負はれて大叔母と共に唯一ど吉原の夜桜並びに花魁帳見世の見物に赴いたことがある...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...恐らくは祖母か大叔母かが花魁は籠の鳥さ云々とでも洩らした言葉を小耳に挟んで...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...小さいじぶん私は大叔母に連れられたつた一ぺんだけ...
正岡容 「下町歳事記」
...はる/″\下町から私は亡祖父と大叔母とに連れられて半日の湯治に来たことがある...
正岡容 「山の手歳事記」
...どこのかへりだらう大叔母に手をひかれてもう半分ほど大戸を下ろしてしまつた...
正岡容 「寄席風流」
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