...大兄弟: 年長の兄弟を指す言葉...
...「お兄さんが大兄だから、彼女のことはしっかり見守ってあげてね」...
...「大兄の立場で言わせてもらうと、その提案はありがたくはない」...
...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...さて先般来当熊本人常松迂巷(うこう)なる人当市『九州日々新聞』と申すに紫溟吟社の俳句を連日掲載するよう尽力致しなお東京諸先俳の俳句も時々掲載致度趣にて大兄へ向け一書呈上候処その後何らの御返事もなきよしにて小生より今一応願いくれるよう申来候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...また『日々新聞』は同人より大兄宛にて毎日御送致居候よし定めて御閲覧の事と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
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武田祐吉 「古事記」
...その主動者の一人であり政務を統率せられたナカノオオエ(中大兄)皇子も...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...其の位を太子の御子なる山背大兄王に讓られる御遺言があつたが...
内藤湖南 「聖徳太子」
...唯山背大兄王が仁柔で父王の如き材略が無かつたから...
内藤湖南 「聖徳太子」
...支配ガ大兄ノ支配シタ越後水原(すいばら)ニナッタカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ソレカラ後ハ、大兄モ、林町ノ兄モ、オレガ事ヲ気ヲ附ケテ居ルカラ、少シモトンチャクシナイデ、イロイロ馬鹿騒ギヲシテ日ヲ送ッタガ、或時ニ林町ノ兄ガ三男ノ正之助ガ来テイロイロ兄ノ咄(はなし)ヲシタカラ、揚代滞リニシテ六両金ヲ出シテ、カリ宅ヘ林町ノ用人ヲ連レテ行ッテ、方ヲカイテヤッタラ、兄ガオコッテ、ヤカマシクイウカラ、アニヨメヘオレガ行ッテ、イロイロハグラカシテソノコトハ済ンダ、オレモ三四年ハ大キニ心ガユルンダカラ、吉原ヘバカリハイッテ居タガ、トウトウ、地廻リノ悪輩共ヲ手下ニ附ケタカラ、壱人モオレニ刃向ウ者無カッタ、ソノ替リニ金モイカイコト遣ッタガ、皆ンナオレガ働キデ、借金ヲセヌヨウニシテ、道具ノ市ヘハ一晩デモ欠カサヌヨウニシテ儲ケタガ足リナカッタ」六十九二人の兄貴も、いよいよこれでは黙ってばかりいられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この陰謀の成功によって、中大兄の手に、権力が移った...
蜷川新 「天皇」
...大兄の角力のやうに致したきものなり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」卑狗の大兄は笑いながら...
横光利一 「日輪」
...彼女は大兄の胸を突いて身を放した...
横光利一 「日輪」
...卑弥呼は大兄の首へ手を巻いた...
横光利一 「日輪」
...卑弥呼と卑狗の大兄は王宮の人々に包まれて...
横光利一 「日輪」
...卑狗の大兄の腕の中で眠っていた...
横光利一 「日輪」
...」「大兄(おおえ)...
横光利一 「日輪」
...「大兄を返せ、大兄を返せ...
横光利一 「日輪」
...朝日新聞へ寄稿された大兄の――宮本武蔵と私の祖先という一文には...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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