...大兄弟: 年長の兄弟を指す言葉...
...「お兄さんが大兄だから、彼女のことはしっかり見守ってあげてね」...
...「大兄の立場で言わせてもらうと、その提案はありがたくはない」...
...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...大兄その他と十分相談してきめるべきが順と思ひますが...
小穴隆一 「二つの繪」
...さて先般来当熊本人常松迂巷(うこう)なる人当市『九州日々新聞』と申すに紫溟吟社の俳句を連日掲載するよう尽力致しなお東京諸先俳の俳句も時々掲載致度趣にて大兄へ向け一書呈上候処その後何らの御返事もなきよしにて小生より今一応願いくれるよう申来候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...俳句趣味の普及をはかる点より論ずるも幾分か大兄などは皷吹奨励の責任ありと存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...また『日々新聞』は同人より大兄宛にて毎日御送致居候よし定めて御閲覧の事と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...安政二年正月朔旦(さくたん)賀寅次郎家大兄案下なおなお幾重(いくえ)も目出度く存じ奉(たてまつ)り候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...舌肉の分量は小指の半(なか)ばにも足らぬ程故健啖(けんたん)なる大兄の胃嚢(いぶくろ)を充(み)たす為には……」うそをつけと主人は打ち遣(や)ったようにいう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...中大兄に殺されている...
蜷川新 「天皇」
...大兄のニュー・ヨーク入りを祝おう...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...(と自分の胸を指す)大兄さん...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...前句は大兄の身、後句は小人の身に有之候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大兄講外台...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...諸兄によろしく八月九日建坊大兄...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...草玉の穂波の上に半身を浮かべて立っている卑狗の大兄の方へ歩いていった...
横光利一 「日輪」
...」と大兄はいって再び空の月へ眼を向けた...
横光利一 「日輪」
...大兄はいいながら...
横光利一 「日輪」
...」大兄は黙って若者の顔を眺めた...
横光利一 「日輪」
...大兄は斎杭(いくい)に懸った鹿の角を長羅に向って投げつけた...
横光利一 「日輪」
...それがしが人が悪いとは」「でも、大兄は、孔明があれほど固くお口止めしたのに、すぐありのまま、周都督へ私の意中をみなしゃべってしまったでしょう...
吉川英治 「三国志」
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