...幸子が今朝から気分が悪くて何となく体が大儀だと云うので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうすると村正どんが、仲居のねえはんを呼んで、「大儀だが、肴(さかな)をこれへひとつ運んでもらいたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...おつかさまは一々(いちいち)「大儀だつたなう...
平出修 「夜烏」
...ひどく疲れていて口をきくのも大儀だったらしい...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...出掛けるのも大儀だが……どれひとつ顔でも剃らうかな...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...それを話すのも大儀だつた...
牧野信一 「眠い一日」
...どうも傷が病(や)んで大儀だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...樹上におるのも大儀だの...
吉川英治 「上杉謙信」
...「召しつれました」「大儀だった...
吉川英治 「三国志」
...長らく大儀だった...
吉川英治 「三国志」
...そなたも大儀だろう...
吉川英治 「私本太平記」
...将来の聯携(れんけい)を約されたというか」「御意にございます」「大儀だった」ここまで聞いてから信長ははじめて...
吉川英治 「新書太閤記」
...「やあ、大儀だのう...
吉川英治 「新書太閤記」
...大儀だった」「岐阜の御金蔵の鳥目(ちょうもく)一万六千貫...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長は、「みな、大儀だな...
吉川英治 「新書太閤記」
...くれぐれも、要意のうえに要意をしてゆけよ」「はいッ……」「では、大儀だが、すぐ立て」「おいとまをいただきまする」佐柿弥右衛門もやがて退(さが)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...一切』『大儀だった』明日(あした)の集合の廻状をまわして来たのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大儀だった...
吉川英治 「源頼朝」
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