...あそこの家へ行くのは、どうも大儀だ、窮屈だ、と思ひながら渋々出かけて行く時には、案外その家で君たちの来訪をしんから喜んでゐるものである...
太宰治 「お伽草紙」
...「口を利くのは大儀だが...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...身を動すのも大儀だった...
豊島与志雄 「童貞」
...暗くなつてから歸るのは大儀だらうと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おつかさまは一々(いちいち)「大儀だつたなう...
平出修 「夜烏」
...ひどく疲れていて口をきくのも大儀だったらしい...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...どうも傷が病(や)んで大儀だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...では一風呂浴びようか」「ここへ履(は)き物を置いとくぜ」「大儀だのう」「え...
吉川英治 「江戸三国志」
...「召しつれました」「大儀だった...
吉川英治 「三国志」
...長らく大儀だった...
吉川英治 「三国志」
...そなたも大儀だろう...
吉川英治 「私本太平記」
...さっそくこれへやって来たわけでございまする」「大儀だった」正成が代って...
吉川英治 「私本太平記」
...このうえは、大儀だが、もういちど、あとへ戻って使いしてくれい」「いずこかは存じませぬが、いとやすいことにござりまする...
吉川英治 「私本太平記」
...大儀だったな」「いえ...
吉川英治 「私本太平記」
...将来の聯携(れんけい)を約されたというか」「御意にございます」「大儀だった」ここまで聞いてから信長ははじめて...
吉川英治 「新書太閤記」
...「雨中、大儀だった」と、まず参集の諸将へいって、秀吉からそのことについて口をきり出したとき、遠い陣地にある羽柴秀勝、同小一郎秀長などの一族から宇喜多秀家、杉原家次(いえつぐ)にいたるまでも、帷幕(いばく)の諸将はあらまし顔をそろえた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「やあ、大儀だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「大儀だった」左京之介はその場では読まないで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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