...ならざるをえないほど俺は身体がひどく大儀だったが...
高見順 「いやな感じ」
...あそこの家へ行くのは、どうも大儀だ、窮屈だ、と思ひながら渋々出かけて行く時には、案外その家で君たちの来訪をしんから喜んでゐるものである...
太宰治 「お伽草紙」
...そんな不確かな事柄に思いをはせるのは大儀だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大儀だとも言うものはありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうすると村正どんが、仲居のねえはんを呼んで、「大儀だが、肴(さかな)をこれへひとつ運んでもらいたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...田舎まはりの旅費だつて大儀だからね」「だつて...
林芙美子 「朝夕」
...出掛けるのも大儀だが……どれひとつ顔でも剃らうかな...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...それを話すのも大儀だつた...
牧野信一 「眠い一日」
...今でも何となく大儀だよ...
牧野信一 「妄想患者」
...どうも傷が病(や)んで大儀だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...大儀だのう」「どういたしまして」「どこやら風に青葉のにおいがする...
吉川英治 「江戸三国志」
...……萌、使いの役目、大儀だった...
吉川英治 「三国志」
...早速見えて大儀だった...
吉川英治 「三国志」
...このうえは、大儀だが、もういちど、あとへ戻って使いしてくれい」「いずこかは存じませぬが、いとやすいことにござりまする...
吉川英治 「私本太平記」
...大儀だったな」「いえ...
吉川英治 「私本太平記」
...大儀だった」「岐阜の御金蔵の鳥目(ちょうもく)一万六千貫...
吉川英治 「新書太閤記」
...『両名とも、大儀だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大儀だった...
吉川英治 「源頼朝」
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