...まず大体においてこう分類することもできると思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...大体において楠公は智者の心持を現わすよう心掛けたのでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...営利会社の内部に設けられた研究室の研究員も、大体において、その会社に有利な結果の出そうな研究をするのが普通である...
寺田寅彦 「学問の自由」
...今日のいわゆる要素の数は大体において理論上主要の項を悉(しっ)したりと考えらる...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...ジャーナリズムの本質の歴史的展開を大体において追跡して見ると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それは今日から云えば、大体において、人間学という課題として最もよく理解出来るものだったのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...大体において柳田先生の固有説を承(う)け〔註二〕...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...大体において認識論的立場とか現象学的立場とかいうものが主となっている...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...大体において清濁を区別して書いたということは言えるのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...その大体において京都はすでに都会として出来上がってしまった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...……大体において...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その顔触れは大体において変化を見ない...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...大体においてはこの推論に誤(あやまり)なけれども...
正岡子規 「人々に答ふ」
...しかし大体において...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし大体において...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...大体において一様に...
三好十郎 「恐怖の季節」
...けれど、大体において、世界の広さは描かれている...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし大体においてポルトガルとスペインの勢力が後退して行ったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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