...大体においてこれまでに三度ございました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...大体においては似ている...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...まず大体においてこう分類することもできると思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...(大体において、鼾を掻いていない時は眠りの浅い時、せいぜい半睡半醒の状態にいる時であると、私は長年の経験によって判断している...
谷崎潤一郎 「鍵」
...凶作の原因は大体においては明白である...
寺田寅彦 「新春偶語」
...大体において柳田先生の固有説を承(う)け〔註二〕...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...しかしその論法は大体において(い)の場合...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...予は元来足利時代をもって大体において藤原時代の復旧と見なさんと欲する者であって...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...……大体において...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...なるほど大体において歌は俳句よりも上品なるべけれど...
正岡子規 「人々に答ふ」
...〔訳註〕ここまでの六パラグラフは大体において第一版を基礎とするものであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし大体において記号を使用し筆算式に代数学をやってゆく仕方であると見て差し支えなかろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...大体においてことわります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...外でミニクイように内でもミニクイ(イクォール=内が美しい位には外も美しい)人間なので私は自分を大体において信用しています...
三好十郎 「恐怖の季節」
...盲点による見落しは大体において部分的または第二次的なものであるのが普通であって...
三好十郎 「恐怖の季節」
...けれども大体においては将来ある嫁の方が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...大体においてペローが一行の先頭に立ち...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...けれど、大体において、世界の広さは描かれている...
吉川英治 「新書太閤記」
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