...掻い掘ツて大仕掛に捕るです...
石井研堂 「元日の釣」
...そんな大仕掛(おおじかけ)な芝居だから...
石川啄木 「火星の芝居」
...大仕掛(おおじかけ)な地下工場のまん中に立ち...
海野十三 「人造人間の秘密」
...今日でいえば浅沼(あさぬま)の向うでも張る気で大仕掛けに台紙などを売り出したりして大儲(おおもう)けをしたり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日本ではとても見られないような大仕掛けの大地震が起こることもある...
寺田寅彦 「柿の種」
...もっと大仕掛けなものがあります...
寺田寅彦 「茶わんの湯」
...また麺麭製造部もあって大仕掛けの研究をやるようになっている...
寺田寅彦 「話の種」
...例の大仕掛けの国民精神総動員(之は文部省単独の仕事ではなく内政全般に渡る責任によるものだが)を別としても...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...今日の米国の物理学界における大仕掛けな設備や華々しい業績からみると...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...非常に大仕掛の調査で...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...トルク・シブ鉄道の建設技術員と土木労働者をスタノヴォイに大量移動して地底道の大仕掛な掘鑿(くっさく)工事を行ない...
久生十蘭 「地底獣国」
...これも大波小波を大道具大仕掛で迫真に見せたり...
正岡容 「小説 圓朝」
...何者かに依って大仕掛けに買い占められつつある事を探知しているようです...
夢野久作 「鉄鎚」
...一か八かの大仕掛の盆茣蓙に坐って一生涯の運命を張ってみたいというのが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...遂に大仕掛の政治的金儲(かねもうけ)手段を引受くる大団体と化し...
夢野久作 「暗黒公使」
...玄弉(げんじょう)が中インドのグプタ朝の文化を大仕掛けに輸入した後のことらしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...大仕掛な遠征の事業にもかかわらず...
和辻哲郎 「鎖国」
...ここに政治的意義を帯びた大仕掛けなキリスト教排撃の最初の現われがある...
和辻哲郎 「鎖国」
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