...けれども探偵物となるとさすがに大仕掛(おおじかけ)で特色を持っている...
淡島寒月 「活動写真」
...日数をかけて随分遠くからジワジワと大仕掛にやってゆくのだ...
海野十三 「地中魔」
...すこぶる大仕掛のもので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...今でいうと一つの遊園地のようなものにしようという考え……それほど大仕掛けではないが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これじゃとても大仕掛けに事を挙げるなんて思いも寄らない...
林不忘 「安重根」
...じつに大仕掛けなものだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...よほど大仕掛なものだつたことが想像される...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...教授は例の大仕掛けな実験の一つから...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...一月ばかりして大仕掛(おおじかけ)に井浚(いどさらえ)をすることにした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...當時編纂の大仕掛であつたことが分るので...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...大仕掛けにやるには大変な設備と金とがいる...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...大仕掛な運送業を経営して...
夏目漱石 「門」
...だがあいつ等たあ一体何だ? 途方もねえ大仕掛な野郎たちだ...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...「シカゴ」を見る、大仕掛の火事、スペクタクルとしては「ハリケーン」に劣るが、面白かった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...誰でも宴会を――野外での大仕掛な饗応を催したい者には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...この大仕掛のダイジェスト世論調査が...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...玄弉(げんじょう)が中インドのグプタ朝の文化を大仕掛けに輸入した後のことらしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかし王子の後(のち)半世紀にして大仕掛けに世界的規模に於て展開せしめられたのは...
和辻哲郎 「鎖国」
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