...此大事なものが足りないために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...努力は実に人を石から篩(ふる)い分ける大事な試金石だ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...で私が大事なサミセンガイを研究している間に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...人間として一ばん大事な何かの徳に欠けてゐたのに違ひございませぬ...
太宰治 「右大臣実朝」
...一生の大事なんです...
太宰治 「花燭」
...大事な森も患者も打っちゃらかして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...兎に角宋の時代に朱子學が發達すると同時に正統論といふものが歴史の上においてよほど大事な事になつたのは確かであります...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...非常に大事な身体である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...年若い大事な身体(からだ)である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...だのに今私の大事な本が私の手の中に收められてゐるのに――私がその頁を繰つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それについて大事なお話がありますの...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...(乙に)長田さん先程の若い女は?士乙 大事なかろう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...たいへん大事なことですから...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...そのノートは沖縄について大事なもので...
柳田国男 「故郷七十年」
...大事ない」としているように...
吉川英治 「私本太平記」
...大事な玉だ」見れば...
吉川英治 「親鸞」
...大事な仕事の終るまでは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...よほど大事な物らしいが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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