...大一番の円髷(まるまげ)だけれども...
泉鏡花 「婦系図」
...自分よりも丈(せい)の高い女房のお静が大一番(おおいちばん)の丸髷(まるまげ)姿を見ると...
永井荷風 「雪解」
...さっさとその大一番の嫗山姥を買取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...大一番の海老錠(えびじょう)を外して...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...その大きな足跡は大一番の草鞋(わらぢ)を穿いて附けた跡で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その大きな足跡は大一番の草鞋(わらじ)を履いて付けた跡で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「皆目(かいもく)解らねえ」「囲いの戸は開いていたのか」「大一番の海老錠(えびじょう)がおりていたそうですよ」「鍵は?」「旦那の三郎兵衛が持っていたはずだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから大一番の早桶を買つて來て入れたのは大した智慧だらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから大一番の早桶を買って来て入れたのは大した智恵だろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その手紙の入つて居る大一番の野暮な紙入の中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これだ」平次はヅカヅカと大一番の櫓(やぐら)時計の前に進むと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外に大一番の島田の附け髷(まげ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大一番の海老錠の鍵はありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大一番の青砥が据ゑてありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...押入の下の段に入れてあつた大一番の葛籠(つゞら)は蓋をしたまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大一番の菜葉服の襟首や...
夢野久作 「オンチ」
...大一番の鋼鉄(はがね)の円棒(シャフト)だ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...大一番の丸髷に赤い鹿の子のてがらをかけた...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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