...今それがあると大したものだが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...異国の陸(おか)に着いてからがまた大したもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...耳がなくったって物が聞えるんだから大したものさ――弁信さんに逢っちゃあ敵(かな)わねえ」とあっさり米友が甲(かぶと)を脱いだのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも大したものだったことを覚えている...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...私の意見などはここで申上げるほどの大したものではありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...八五郎は大したものさ」「からかっちゃいけません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...武芸も大したものだそうですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大したものでせう」「少し變だな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お幾の所作振りは大したものでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二千両払わずに済む術(て)なんて大したものじゃありませんか」八五郎はこんな途方もない事(こと)まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長きこと大したもの...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...というものの価値は大したものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大したものでしょう? お察し下さいませ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして、この一貫性は、きょうのお手紙に云われているとおり、作家としての内的な必然性に忠実であるより外にはないのだから、大したものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...結局大したものではないのであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これらの大きな焼芋屋は大店向きの注文だけでも大したもの...
山本笑月 「明治世相百話」
...彼等の驚きは大したものであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...一日でも興行した土地の評判は大したもので...
吉川英治 「江戸三国志」
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