...又は自然が大き過ぎるのさ...
芥川多加志 「四人」
...これは鏡が餘り大き過ぎるからだと考へてゐたものだ...
石川啄木 「天鵞絨」
...最(も)う少し色が浅黒いとか口が大き過ぎるとかいう欠点があったらかえって宜(よ)かったろうと思う...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...しかしこれではあまり大き過ぎる...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...亜細亜(アジア)というてもあまり大き過ぎる...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...これは余りに大き過ぎる過失であった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...大き過ぎるのです...
太宰治 「人間失格」
...頭部のみがすぐれて大き過ぎるせいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...実際の孔子は余りに彼等には大き過ぎるもののように見えた...
中島敦 「弟子」
...サンパンと云う船がここかしこに浮かんで形(なり)に合しては大き過ぎるぐらいな帆(ほ)を上げている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...大き過ぎるほど立派な御影(みかげ)の石燈籠(いしどうろう)が据えてあった...
夏目漱石 「道草」
...ね」「自動車は少し大き過ぎるな」「なに小さいのさ...
夏目漱石 「明暗」
...話があまり大き過ぎるから...
新渡戸稲造 「人格を認知せざる国民」
...矢は引つこ拔いてあるが、――外に傷でもあるんですか」「いや、無いから不思議なのさ」「へエ?」「矢の傷にしては、大き過ぎるのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな人形はたいてい起すと大き過ぎるほど大きい眼をパッチリ見開くものだが――」香椎六郎も同じ疑を持っております...
野村胡堂 「眠り人形」
...大き過ぎる袋で稍始末が悪く...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...破れた靴が大き過ぎるので...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...舞台も大き過ぎるのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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