...ピート一等兵の大きな顔であった...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...ほほほほ」と会主は吃驚(びっくり)するような大きな顔で笑った...
海野十三 「蠅」
...ほかの仏像より大きな顔で...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...とほうもなく大きな顔です...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...とにかく彼奴を捕えて泥を吐かせたら何か得るところがあるだろう」「もう唖の権は易々とは見つかりますまい、鳩つかいは彼奴を隠すに定っているから」と云って今度は主人に向い、「小父さんはどんな奴に殴られたんだ?」「アッという間だったから、よく見る暇も何もありやしない、大きな顔で、眼の下に痣があったのだけは覚えている」「眼の下の痣――杉山氏へ鳩を届けた男も眼の下に痣があった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...鼻の短い大きな顔で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空いっぱいの大きな顔でわはははははと...
豊島与志雄 「天狗笑」
...彼等は洋服をきて大きな革包(かばん)を提げ大きな顔で歩き廻つてゐますが信用のおけないことは闇屋よりももつと甚しいのです...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...色の浅黒い大きな顔で...
長谷川時雨 「神田附木店」
...大きな顔でショバをとられちゃ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...大きな顔でジタバタできるわけはないんだから」戸口の壁に凭(もた)れて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...大きな顔で北ノ方に据えているものもいる...
久生十蘭 「湖畔」
...「大きな顔で申上げられるようなことでもありませんけど...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...大きな顔で通れるのも...
火野葦平 「花と龍」
...いつも憤(む)つとしてゐるやうな不気嫌さうな赤銅色の大きな顔で相手が何か話しかけても碌な返事もせず反方(そつぽ)の空ばかり向いてゐるのだ...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...大きな顔でてれたように笑い...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...容貌と体格◆容貌蒙古人種(モンゴリアン)系の大きな顔で...
夢野久作 「暗黒公使」
...ひとつ大きな顔で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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