...普段見慣れない大きな海が自分の立つてをるところの...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...嘗(か)つてなかったほどの大きな海嘯(かいしょう)の音を感知し...
太宰治 「パンドラの匣」
...熱海滞在中漁船に乗って魚見崎の辺で魚を釣っていたら大きな海鰻(うみうなぎ)がかかったこと...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...氷の裂け目から大きな海豹(あざらし)がぬつと頭を出したのには...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...大きな海狸(うみだぬき)の巣に似たタン皮の束が立ってる牧場の所を通り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼方此方(かなたこなた)に大きな海岸の巖石を据ゑ立てゝ...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...黒船だ」こんな大きな海上を走る存在物を...
中里介山 「大菩薩峠」
...大きな海蛇のようなものだった...
久生十蘭 「地底獣国」
...大きな海の見えるところまで来ていましたが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...……すると大きな海水帽のかげから...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...「何処かで自転車を貸してくれるかしら?」「理髪店のならば……」私は大きな海水帽をかぶって...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...いつかあなたは黒い大きな海豹(あざらし)を捕えた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「海豹」
...平戸の北の方にある大きな海女村を見たり...
柳田国男 「故郷七十年」
...前の章魚よりも何十層倍大きな海蠍(うみさそり)の鋏(はさみ)が詰め寄って来る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そして彼等の眼は大きな海鳥の眼のやうにそれに馴らされてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...暴風雨が元氣づける大きな海豚(いるか)のやうに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...でもやはり不安であつた――大きな海鳥のやうに逃げて行く彼を感じながら‥‥明日は沖の方へ飛び去つてしまふ!‥‥そして今度はもう間に合はなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あの青やかな、大きな海...
若山牧水 「樹木とその葉」
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