...大きな建物が二つに小さいのが一つ...
石川欣一 「比島投降記」
...一番大きな建物は終点であるところの停車場と乗合自動車の発着場...
石川欣一 「山を思う」
...……大きな建物ばかり...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...重い大きな建物を支へてゐる大柱のやうに思はれました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その陸地の一部に大きな建物の一部が見えた...
海野十三 「火葬国風景」
...「戸波(となみ)研究所」と青銅製の門標(もんひょう)のかかった大きな建物があった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...この大きな建物に...
海野十三 「千早館の迷路」
...あの大きな建物の地下室にあって...
大杉栄 「続獄中記」
...朱塗の門を入ると大きな建物がきた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...官省の建物のような大きな建物がきた...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...大きな建物の長い廊下を幾曲りかした果ての座敷に連日孤座してゐる私を見て...
近松秋江 「箱根の山々」
...彼方(かなた)の樹の間の厩の大きな建物の屋根にいる一羽の梟から声高い抗議を受けたほどであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そこへ大きな建物が現われてきて...
豊島与志雄 「守宮」
...川向うの聖路加病院の大きな建物が見える...
久生十蘭 「魔都」
...その家は大きな建物(たてもの)で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ずつと遠くの方から牡丹屋の大きな建物の前にまださつきの外人の乘つてきた自動車の駐まつてゐるのが小さく見えた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...宿場一の大きな建物だ...
吉川英治 「私本太平記」
...河に臨んだ大きな建物も見えた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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