...御殿の大きな広間には...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...幾鉢も幾鉢も大きな鉢植の菊が...
上村松園 「余齢初旅」
...大きなじゅうたんをしきつめたように見える...
海野十三 「恐竜島」
...『スミス式雇入(やとい)いらず』という大きなポスターを見て嬉しがった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...大きな厄難(やくなん)から首尾よく脱(のが)れた喜悦(よろこび)もあったり...
徳田秋声 「黴」
...そろ/\青葉の縁(ふち)を樺(かば)に染(そ)めかけた大きな樹(かしわのき)の間を縫うて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...大きな波を捲き返してる広々とした海があった...
豊島与志雄 「反抗」
...大きな古いいし亀は...
豊島与志雄 「文学以前」
...大きな赤犬が、入口の用水桶(ようすいおけ)の下にうずくまってこちらを見ているのだった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...大きな門のある構内に...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...それが更らに大きな墓地の一部にしか過ぎないことが分かつた...
堀辰雄 「生者と死者」
...さつきから彼の右側を滑り出してゐる大きな髭のある紳士と...
堀辰雄 「羽ばたき」
...しかし、お竜ちゃんは、大きな、無恰好(ぶかっこう)な数字が一めんに躍(おど)っているような私の帳面の方は偸見(ぬすみみ)さえもしようとはしなかった...
堀辰雄 「幼年時代」
...栽培によって決して大きなキャベジのようには大きくすることは出来ないというのなら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何をする」という大きな声がしました...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...寵を吊(つ)るす紐(ひも)は皆簪(かんざし)の玉にする程の大きな真珠がつないでありました...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...かなり大きなものである...
山本周五郎 「山彦乙女」
...全柴田軍の運命からさらに大きな――またと取り返しのつかない機運を失おうとしているのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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