...およそ考え得られる限りの任意の大きい値に達するであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いちばん大きい子が太鼓(たいこ)を持ちだして...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...こっちを見てにやにや笑っている体の大きい士官の顔!あ...
海野十三 「太平洋魔城」
...あゝ何と大きい強い胃の腑であらう!身心が冴えて...
種田山頭火 「其中日記」
...細かいのと大きいのでは水に運ばれるのに遅速があって...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...大きな蝙蝠だな……」「大きいうへに...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...右の大きい目玉と...
新美南吉 「嘘」
...しかし小僧さんは四斗樽(たる)くらゐの大きい提燈(ちやうちん)を...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...視線で描いた大きい弧がツイ鼻の先の花色暖簾(のれん)の隙間を見落して居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ここはお前の思案に任せようじゃないか」「親分さん」「酒屋を三軒焼いた罪は大きい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...擬(まが)い物ながら大きい鞍馬石(くらまいし)の根に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドタドタと大きい足音がすると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...いままでどこをとんでいたのかもう今度で三度目だなんていう少し大きい方の人などが大威張(おおいばり)でやって来ていろいろその辺のことなど云うんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...「そんなこと気にすることはいらんよ」大きい口元を動かし...
「小祝の一家」
...この駅の右手にコウズのあの茶屋が大きい店を出している...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大きい金を抱いた倉川が長い物さ...
三好十郎 「地熱」
...香代 お酒!より 酒はいいけどさ……(大きいコツプに酒を注いで持つて行つてやつて)おかみさん...
三好十郎 「地熱」
...構えも大きい」「柳町筋でございますか」「なあに...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索