...大きい河童の頸(くび)っ玉へしっかりしがみついてしまっていたのです...
芥川龍之介 「河童」
...いつの間(ま)にか大きい虎が一匹...
芥川龍之介 「虎の話」
...それは大きいダイアモンドを嵌めた...
芥川龍之介 「三つの指環」
...とんでもなく大きい子だこと! ほかの子には...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...』とお利代は大きい眼を瞬(しばたた)き乍ら...
石川啄木 「鳥影」
...其の大きい事は、木の幹と云ふよりも寧(むし)ろ城の塔と云つた方がいゝ位だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」「お母さまのお知り合いで大きいお茶屋を...
太宰治 「めくら草紙」
...え」「紺屋の瓶なら大きいよ」「往ってみましょうか」「そうね」二人は空地の中へ折れて往った...
田中貢太郎 「藍瓶」
...大作に聞える位の大きい声で...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...今日はもう少し大きい物を目懸(めが)けている...
夏目漱石 「永日小品」
...會社も大きいけれど...
林芙美子 「玄關の手帖」
...大きいテーマが自然のしずまりを見出すまで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わざとその大きい黒い瞳をいっぱい開いたりするのです...
室生犀星 「不思議な国の話」
...大ぶ大きい部落の小家(こいへ)に二年程前から住つてゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...「あいつの端唄には泣かされるぜ」「どうして笑うんだ」と大きいほうの男が云った...
山本周五郎 「ひとでなし」
...木食上人の力によるところが大きい...
吉川英治 「新書太閤記」
...その構想の大きいことと...
吉川英治 「新書太閤記」
...瞳を上へつるしあげた大きい眼には...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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