...二つ三つ大きいくしゃみ残して消え去った...
太宰治 「二十世紀旗手」
...大きい眼は冷く深く澄んで...
太宰治 「パンドラの匣」
...私はあの作者を大きいとは思へない...
田山録弥 「黒猫」
...喫驚(びっくり)したような大きい眼をしていた...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...金の頭の針が睡つた大きい昆虫のやう...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...あんな大きい物を持って歩いてるわけじゃなし」「今でなくて宜(い)いよ...
野村胡堂 「踊る美人像」
...こんな大きいお魚なんてみたことがありませんのでびっくりしました...
林芙美子 「お父さん」
...大きいむしパンを手にして...
林芙美子 「お父さん」
...大きい風呂敷包みから...
林芙美子 「暗い花」
...このぬきんでて身体の大きい...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あなたはもうそんなに大きいのに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それだけ大きいのでもないだろうのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...光州は全南の都だけにその市も大きい...
柳宗悦 「全羅紀行」
...渋紙めいたずぬけて大きい封に入れた...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...万事うまくはこんでるんだぜ」「木は伐(き)ってみなくちゃあわからねえさ」「なにがわからねえんだ」大きいほうの男はちょっと黙って...
山本周五郎 「ひとでなし」
...狼の鼻つらより大きいという点を除けば...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...呉のうけた衝動は大きい...
吉川英治 「三国志」
...山口の六七年間のように大きい歓喜と満足とを以て生きたことはなかった」と述懐している(一五五八年一月十日コチン発ヌネス書簡)...
和辻哲郎 「鎖国」
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