...大きい目を一層大きくしてぢつと僕を見つめました...
芥川龍之介 「河童」
...それは/\大きい楠が一株...
石川啄木 「鳥影」
...私などでさへ見ても見ても飽ない大きい魅力を藏してゐる...
今井邦子 「雪解水」
...「軍艦にしてはずいぶん大きい軍艦だね...
海野十三 「海底都市」
...ぶつぶつ醜怪を極めて豆粒ほども大きい吹出物が...
太宰治 「皮膚と心」
...むしろ大きいぐらいだった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...家敷も広いし家も大きいし...
豊島与志雄 「香奠」
...いつもうつむいてる大きい目...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大きい氷の単結晶を何トンと運んできて...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの冬」
...たまには二銭の大きい銅貨をくれる家もあった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...一つは玄関近くにあつて、少し青味がかつた……丁度、青磁のやうな色をした、大きい石で、そのきれいな色、なめらかなつやが私の心を牽いた...
平山千代子 「石」
...なんでも物体が大きければ大きいだけ早く沈むといふことなのでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...帰っての話題に相当大きい役割を持っていた...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...今朝なんぞは雑煮餅の大きいのを十八片(きれ)食べました」妻君「オホホ...
村井弦斎 「食道楽」
...この大臣は大きい勢力を持った上に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大きい影を天井に印(いん)してゐる蝋燭の火である...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...千人の味方を得るよりも大きい力になると存じます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大きい担い桶を天秤(てんびん)棒でかつぎ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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