...実に大がかりな奇想天外な思いつきで...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...生れて百二十日目に大がかりな誕生祝ひをした...
太宰治 「陰火」
...独創的でまた大がかりなものであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...「それだと、大がかりな、叙事詩(じょじし)のテーマにはなりかねますな」と、さも勿体(もったい)らしく彼(かれ)は指摘(してき)した...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...八 ベンガルの槍騎兵変わった熱帯の背景とおおぜいの騎兵を使った大がかりな映画である...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...このいわば伝説を確かめるための一番大がかりな実験は...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...大がかりな搜査を始め――中にはお絹の例を考へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大がかりな捕物を見物していたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...總て大がかりな悲劇を冷笑してしまふ傾向を持つてゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ナチスの大がかりな舞台効果は...
宮本百合子 「明日の知性」
...非常な大がかりな旅になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それにはかなり大がかりなことを多く書き立ててあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...捧(ささ)げ物なども大がかりなものが多いばかりでなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...神の森の木の大がかりな藤の紫...
柳田国男 「雪国の春」
...大がかりな掠奪(りゃくだつ)にかかっている様子であった...
吉川英治 「剣の四君子」
...今日の午下(ひるさ)がり頃大がかりな筏組(いかだぐみ)を作らせ...
吉川英治 「私本太平記」
...それほど大がかりな...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...村の頭の住居(すまい)よりも大がかりな雪小屋が出来あがりました...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
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