...本願寺(ほんぐわんじ)まゐりの夥多(あまた)の信徒(しんと)たちが...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...遠近(おちこち)の森の梢(こずえ)に並ぶ夥多(あまた)寺院の甍(いらか)は眩(まばゆ)く輝きぬ...
泉鏡花 「活人形」
...引手夥多(ひくてあまた)の彼処(かしこ)を抜けて...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...人死(ひとじに)も夥多(おびただ)しかった...
泉鏡花 「絵本の春」
...夥多(あまた)の奴婢(ぬひ)に取巻かせて...
泉鏡花 「海神別荘」
...疾病等による死亡数は既婚者より未婚者の場合に於て遙かに夥多(かた)であるといふことを例証せんとしてゐる...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...いわゆる真の不思議と称すべき事項も夥多(かた)あれば...
井上円了 「おばけの正体」
...隱れた月の光がぽろり/\と夥多(あまた)の蛇の目の樣にひかつてこぼれるのを見ると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...話中出るところ夥多(かた)の人物老若男女貴賤賢愚一々身に応じ分に適(かな)え...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...手間の掛かること夥多(おびただ)しく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...まづ先きに雷霆の威のヂュウスの子サルペードーンを追ふべきか?或はリキエー郷軍の夥多の命を奪はんか?されどヂュースの猛き子をその鋭利なる長槍に倒さんことは英豪のオヂュシュウスに許されず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 5塹濠廣くらして中に多くの輕舟と夥多の戰利安らかに保たんために築かれき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夥多の戰士引き具して戰場さして進ましむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...また英国委員は諸国に向かいてその主義を宣布ししかして職工輩のうちよりことに夥多(かた)の賛成者を得たり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...斯(かく)の如く欧米各国において浮世絵及び日本美術に関する出版物の夥多(かた)なる余は本論文の原著者がその巻末に挙げたる書目につき諸雑誌掲載の論文を除き単行本として公(おおやけ)にせられしもののみを数へてなほ七十余種の多きに及べるを見たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その中には夥多(かた)異様の彩色絵で充たされている...
中里介山 「大菩薩峠」
...夥多(みつしら)やつておくんなせえ...
長塚節 「土」
...楼上には夥多(あまた)の美室あり...
福沢諭吉 「学者安心論」
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