...夢魂空しく傳通院畔に飛ぶ...
大町桂月 「小石川臺」
...夢魂(むこん)極めて穩かなりき...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...夢魂いつしか飛んで赴く処は鷹城(たかじょう)のほとりなりけん...
寺田寅彦 「東上記」
...而(しか)して関翁の夢魂(むこん)常に遊ぶキトウス山の西...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...夢魂旧に拠りて家山に到らん」の一詩を将(もっ)てこれに比すれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...睡眠(すいみん)中のいわゆる夢魂(むこん)によっていわゆる醒覚(せいかく)中の真意が何処(いずこ)にありしかを窺(うかが)うこともできる...
新渡戸稲造 「自警録」
...毎使夢魂夜夜馳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夢魂時復到朝廷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春宵の夢魂、まだ醒めやらぬ顔して、董卓は、その巨躯を、鴛鴦(えんおう)の牀(しょう)に横たえていたので、唐突な彼の跫音に、びっくりして身を起した...
吉川英治 「三国志」
...舷々(げんげん)歌う幾万の夢魂...
吉川英治 「三国志」
...夢魂(むこん)を醒(さ)まされたご容子で...
吉川英治 「私本太平記」
...たちまち彼女に夢魂(むこん)のさけびをあげさせずに措かなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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