...夢まぼろしと消(け)ぬる日...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...わななく手でさてもこの世は夢まぼろしなどとへたくその和歌を鼻紙の表裏に書きしたためて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...夢まぼろしのごとくなり...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...それが許されているのは片手落ちなる強者の道徳――こんなことをわたしも、もう少し昔はヒドク憤慨してみた一人なのですが……」「してみれば、力のある奴は、力一杯何をしてもいいんだな」「そうですとも、力いっぱいに仕事をさせれば、きっと人間は、この世を楽土にさせ得るものなのです、型の小さい人間が、強者の力の利用を妨害するから、それで人間が伸(の)しきれないのです」「拙者の考えでは、理想郷だの、楽土だのというものは、夢まぼろしだね...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらは病人(やもうど)の夢に見らるる空なる夢まぼろしの如し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夢まぼろしに幾度となく欺かれながらも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今はその面影も夢まぼろし...
山本笑月 「明治世相百話」
...夢まぼろしのごとくなり――」桶狭間の決戦にのぞみ信長の舞った敦盛の謡いが...
横光利一 「旅愁」
...みづからの胸の傷みを癒さむと飲む酒なればとがめたまふな酔へばいつか夢まぼろしの国に来ぬこの国をかしながく住まましわれ往かむかの獅子窟は酒ありて女もありて夢見るによし窓の外の霙の音を聴きながらきけばかなしき恋がたりかな洛陽の酒徒にまじりて或夜半は酔も身に染(し)む恋がたり聴く酔墨私が彼の女と始めて相見たのは或る年の正月のことであつた...
吉井勇 「酔狂録」
...夢まぼろしの如くなり...
吉川英治 「新書太閤記」
...人間五十年化転(けてん)のうちを較(くら)ぶれば夢まぼろしの如くなりひと度...
吉川英治 「新書太閤記」
...人生五十ねん化転(けてん)のうちをくらぶれば夢まぼろしの如くなり酔えばうたう彼のおはこは...
吉川英治 「新書太閤記」
...夢まぼろしの如くなりそういう観念は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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