...君の心はまだ夢ごこちで...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...――僕は半ば夢ごこちだった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...彼はしばし夢ごこちであったが...
海野十三 「○○獣」
...ややあつて夢ごこちに泳ぐやうな手つきをしながらひと言づつきれぎれに語りだしたときには私は心配と同情とにはらはらしてまともに顔を見ることさへし得なかつた...
中勘助 「銀の匙」
...夢ごこちなる耳に遠方(をちかた)の虫の声の入(い)り来(きた)りしこそ云ふよしもなき艶(なまめ)かしさを感ぜしめ候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...――まだ夢ごこちに違いない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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